金属ポルフィリン錯体を触媒とした人工光合成反応による二酸化炭素の高効率変換反応
Project/Area Number |
02203212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
相田 卓三 東京大学, 工学部, 助教授 (00167769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 祥平 東京大学, 工学部, 教授 (20010762)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 人工光合成 / 金属ポルフィリン錯体 / 二酸化炭素 / メタクリル酸エステル / マロン酸 / アルミニウムポルフィリン錯体 |
Research Abstract |
本研究は,クロロフィルと類似の基本骨格構造を有する金属ポルフィリン錯体を分子設計し,この錯体を光触媒として利用することにより,可視光のエネルギ-により二酸化炭素を有用な物質に高効率で変換する新しい反応を開発することを目的としている。 本年度は,右図の構造のアルキルアルミニウムのポルフィリン錯体を用い,二酸化窒素をα,βー不飽和エステルであるメタクリル酸エステルを可視光照射下で反応させることにより、医・農薬の合成中間体として有用なマロン酸誘導体を高効率で合成することに成功した。 この際,メタクリル酸エステルとしては,メチルメタクリレ-ト,tーブチルメタクリレ-ト等を用い,また,アルミニウムポルフィリン錯体としては,アキシャル基(R)として,メチル基,エチル基を有するものを用いたが,いずれも高収率で目的のマロン酸エステル誘導体が得られた。 次年度の目標としては,この反応を触媒量のアルミニウムポルフィリン錯体を用い,接触的なプロセスへと展開することを目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)