Project/Area Number |
02207103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 展 九州大学, 教養部, 助教授 (70126085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼田 雅之 東海大学, 文学部, 教授 (60151867)
柳澤 悠 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20046121)
森川 孝典 金沢大学, 文学部, 助手 (90157884)
陣内 秀信 法政大学, 工学部, 教授 (40134481)
青木 保 大阪大学, 人間科学部, 教授 (80062636)
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
Fiscal Year 1990: ¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
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Keywords | アジア / 類型 / 王宮 / 交易 / 商人 / 社会史 |
Research Abstract |
本年度は、以下の3回の研究会を主催し、他研究班の協力者や各分野の専門家を招いての質疑応答をとおして、都市類型を構成する諸要素に関する共通の理解を深めた。(1)小倉泰「ヒンドゥ建築と空間の観念」4月12日於東洋文化研究所。(2)森本芳樹「西欧中世都市史の新しい構想を目ざして」7月14日於九州大学教養部。(3)A,C,Y,班合同研究会「ヨ-ロッパとアフリカにおける金と貨幣交易のネットワ-ク」竹沢尚一郎、深沢克己、森本芳樹らによる報告、1月14、15日於下関グランドワテル。また11月30日には研究分担者の研究成果の報告検討会(於東洋文化研究所)を開き、いかなる都市類型論が可能であるかについての意見交換を行なった。 各分担者の共同の研究成果については、昨年度までの代表者であった友杉孝東大教授の編集によっる『アジア都市の諸相』(1991同文館)収録の論文として発表される。また都市の比較類型論への貢献を共通のテ-マとして各分担者が現在執筆中の論文は、『東洋文化』第72号(1992年2月刊行予定。「都市からみたアジア」特集号)に一括して収録される予定である。 個別の成果としては、友杉孝『スリランカ・ゴ-ルの肖像:南アジア地方都市の社会史』(1990同文館)、清水展『文化のなかの政治:フィリピン“2月革命"の物語的理解』(1991弘文堂)、その他がある。清水の著作は、マニラという都市における中産階級の市民の政治参加という観点からアキノ政権樹立の過程を分析したものであり、一般市民の政治的覚醒の際に大きな貢献をしたカトリシズムの役割について明らかにしたものである。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)