Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 正人 早稲田大学, 人間科学部, 講師 (10134248)
川村 秀忠 秋田大学, 教育学部, 教授 (30000277)
上野 一彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20012578)
井原 栄二 愛媛大学, 教育学部, 教授 (10036163)
天野 清 中央大学, 文学部, 教授 (00000414)
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Budget Amount *help |
¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
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Research Abstract |
本研究は,特殊教育諸学校小学部及び小学校特殊学級に在籍する心身障害児を対象に,主として教育指導の場において,彼らとのコミュニケ-ションがより効果的に成立するための環境条件について検討した。 視覚障害児については,かかわり手がどのように音声言語情報を与えることにより正確にかかわり手の意図を伝達できるかを検討した。 聴覚障害児については,通常学級への適応過程においてコミュニケ-ションの果たす役割,聴覚障害児のためのテレビ番組における字幕挿入方法について検討した。 精神薄弱児については,母子関係への教師のかかわり方,絵カ-ドや身振り等ノンバ-バルな手段をつかってかかわり手の意図を伝える方法,集団における有効な指示の出し方について検討した。 肢体不自由児については,授業におけるメッセ-ジの伝達方法,及びコミュニケ-ション・エイドを利用した指導法について検討した。 情緒障害児については、自閉症児の能動的な行為を促すためのかかわり手のあり方,援助の仕方について検討した。 重度・重複障害児については、コミュニケ-ション関係の形成を図るために,活動の場,伝達内容,伝達手段という観点から検討した。 学習障害児については、その診断及び評価の方法,ならびにその診断・評価に基づく指導方法について検討した。 また、全障害にかかわる観点として,障害のある子どもとその父兄にかかわる教師のあり方,及びノンバ-バルなやりとりが人間のコミュニケ-ションにおいて持つ意味とその障害児教育における有効性について検討した。
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