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精密な太陽内部構造モデルに基づく太陽ニュ-トリノフラックスの評価

Research Project

Project/Area Number 02211105
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

斉尾 英行  東北大学, 理学部, 助教授 (10162174)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南方 久和  東京都立大学, 理学部, 助教授 (00112475)
梶野 敏貴  東京都立大学, 理学部, 助手 (20169444)
柴橋 博資  東京大学, 理学部, 助手 (30126081)
野本 憲一  東京大学, 理学部, 助教授 (90110676)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords太陽 / ニュ-トリノ / 太陽振動
Research Abstract

精密な太陽モデルを計算する際、物質の種々の温度と密度に対する熱核反応速度、吸収係数等の物理デ-タが必要である。それらに対して公表されている最新のデ-タを使うが、その計算プロセスの複雑さから公表されている吸収係数の正確さが疑われている。この不確定さを避けるために、観測されている太陽振動の振動数を使って、そのデ-タに整合性の太陽モデルを計算すると共に、正しい吸収係数の評価を試みた。ニュ-トリノフラックスは太陽の中心近くで決まるので、太陽振動のうち、その振動数が中心付近の物理量によって影響をうける、水平方向の波長の長い振動に注目して、太陽モデルから計算した振動数との比較を行なった。この種の比較には太陽モデルに対して非常に正確な振動数を得る必要があり、それには二千相当の格子点を使って計算する必要があり、さらには通常使われる断熱解析では不十分であることがわかった。
ニュ-トリノが太陽中心部で放出された後太陽磁場と相互作用をするか否かを明らかにするため、各時点で観測( ^<37>Cl)されたニュ-トリノフラックスと太陽異点の活動度との統計的相関を検証した。ニュ-トリノフラックスと太陽黒点活動度には逆相関が見られるが、それは、現在までの観測デ-タからは、確実なものであるとは結論づけられないという結果を得た(南方)。
太陽振動の振動数の数年間にわたる観測から、その振動数が時間変化を示すことが明らかになってきた。どのモ-ドの振動がどのような時間変化をするかを考察することにより、太陽のどの部分の構造が変化しているかの考察をおこなった結果、太陽の表面近くの非常に薄い部分だけが時間変化をしていることがわかった(柴橋)。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 布川 博: "A Statistical Analysis of the Chlorine Solar Neutrino Experiment" Physical Review. (1991)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report
  • [Publications] 李 宇〓: "Asymptotic Analysis of Inertial Waves in the Convective Envelope of the Sun" Lecture Notes in Physics. 367. 109-112 (1990)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report

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Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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