脊髄運動ニュ-ロンへの投射するセロトニン線維の選択的結合形成の分子機構
Project/Area Number |
02220203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡戸 信男 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (50060140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 定雄 筑波大学, 基礎医学系, 構師 (40134225)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | Tyrosin hydroxylase / Spinol cord / liguar contocting newron / E.Coli toxin / Newronal labelting / dendrogenesis / Modulator / Ontogeng |
Research Abstract |
セロトニン線維の他のモノアミン線維に運動ニュ-ロン群に対する投射の選択性があるか、という点を確める為にタイロミンハイドロオキシレ-ス(TH)陽性線維の分布をニワトリ脊髄運動核で調べた。その結果、外側運動核にはTH陽性線維はまばらにある程度だが、頸髄の内側運動核には高密度に存在することが明らかにされた。その他TH陽性構造は中心管の周囲に髄液接触ニュ-ロンとして観察さるた。中心管周囲には陽性線維が高密度に分布し、中心管壁の綱状構造とも密接な関係があることが確認された。第2番目の仕事としては新しい神経標識法の開発が行なわれた。最近利用が可能になったコレラトキシンと似た抗原性を持つ大腸菌トキシンに注目し、これを鶏の筋に注入した。2ー3日の生存期間後固定し脊髄の凍結切片を抗大腸菌抗体で反応した。その結果、運動ニュ-ロンの胞体はもちろんの事、樹状突起の末端まで完全に逆行性に標識された。また第一次求心性線維も完全に標識され、画期的な神経標識法であることが確認された。3番目の研究としては一過的に出現するセロトニン線維の機能的変義に関し実験を行い、それらの線維が単に伝達物質としてではなく、神経発生の分化を調節していることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)