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培養脳神経細胞の生存と分化を促す蛋白因子の同定とその因子の神経回路形成への影響

Research Project

Project/Area Number 02220213
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

田口 隆久  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (10197246)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords神経細胞 / 分化 / 蛋白因子
Research Abstract

ニワトリ胚終脳神経細胞から神経繊維を伸長させる活性を持つ蛋白因子が存在することをこれまでに明らかにしてきた。本年度は、免疫学的手法と分子生物学的手法を用いてこの因子の同定を目指して研究を進めた。前年度、in vitro免疫法によるモノクロ-ナル抗体を用いて、上記の活性を有する因子を同定したが、得られた抗体が、IgMクラスであったため、その後の研究の進展の妨げになっていた。そこで、まず、in vivo免疫法で抗体の作成に着手した。部分精製した因子を抗原としてマウスを免疫した。得られた抗血清は、バイオアッセイにより神経繊維伸長活性を阻害することが明らかになった。このことは抗血清中の抗体が、この活性を担う蛋白因子を認識していることを示している。イムノブロット法によりこの抗血清が、部分精製抗原中の10数種類の蛋白質を認識していることが明らかになった。このマウスの脾臓を用いてモノクロ-ナル抗体を作製した。調製がうまくゆかず、数種の抗体しか得られなかったが、昨年の結果と整合性のある抗体が得られた。一方、DNAの側から因子を同定するために、cDNAクロ-ニングを行なった。まず、因子を調製する材料からmRNAを抽出し、それに対するcDNAライブラリ-をaファ-ジ由来ベクタ-を用いて作製した。このベクタ-から蛋白質を発現させ、上記の抗血清を用いてスクリ-ニングを行なった。二次スクリ-ニングまで行なった結果,37個の陽性クロ-ニングを得た。残念ながらまだモノクロ-ナル抗体の大量調製が完成していないため、それ以上のスクリ-ニングが進んでいないが、近々、タンパン質とDNAの両面からこの因子の同定が完了する予定である。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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