Project/Area Number |
02220215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
石川 裕二 琉球大学, 医学部, 助教授 (20110299)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 神経 / 筋肉 / 発生 / メダカ / 形態形成 / ミュ-タント |
Research Abstract |
メダカ尾鰭の筋肉(MIR筋)の発生とその神経支配の経過を、主としてwhole mount染色法により詳細に観察した。筋肉の分化に先だって運動神経の経路が形成されていることが確実になった。胸鰭の筋神経の発生についても同様の観察結果が得られた。 さらに、ミュ-タントメダカの研究を開始した。Daというミュ-タントは尾部の形態に関して異常があることが知られている。whole mount筋肉染色法などを用いて調べたところ、このミュ-タントにおいては、ステ-ジ31から骨格と筋肉の発生に異常がみられた。既ち、発生の途中で、尾部の背側の骨格と筋肉が腹側のものと同じ形をもつようになること(腹化)が分かった。このミュ-タントにおいて、筋神経の走行がどのようになってくるかを調べたところ、神経の走行にも異常のある事が判明した。今後、神経経路形成に関わる遺伝子をメダカを用いて調べてゆきたい。 本研究費の補助により、神経経路形成における基本的事実が判明したと共に、この現象を遺伝学的に解析する道がひらかれたと思われる。
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