日本語音声における韻律的特徴 ー 音声デ-タベ-スの作成・保存と利用に関する研究
Project/Area Number |
02224103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
板橋 秀一 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (70151454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 和世 工業技術院, 電子技術総合研究所, 主任研究官
桑原 尚夫 西東京科学大学, 理工学部, 教授 (70225324)
壇辻 正剛 関西大学, 文学部英文学科, 助教授 (10188469)
堀口 純子 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00052283)
牧野 正三 東北大学, 応用情報学研究センター, 助教授 (00089806)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥10,900,000 (Direct Cost: ¥10,900,000)
Fiscal Year 1990: ¥10,900,000 (Direct Cost: ¥10,900,000)
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Keywords | 日本語 / 音声 / 韻律 / 音声デ-タベ-ス |
Research Abstract |
音声デ-タベ-スの細部の仕様については、音声デ-タベ-ス委員会と密接に連絡をとって検討を進めた。今後CDを15種、CDーROMを3種作成することに決めた。CDの内訳は全国共通項目(160項目、100地点)、東日本方言(300項目、30地点)、西日本方言(300項目、30地点)、共通項目全体(約1500項目、4地点)、琉球方言(延3000項目)、日本語・国語教育用であり、CDーROMの中の1種は文章項目(桃太郎、天気概況、40地点)としたが、他は今後検討する。今年度は、文章項目のCDーROM1種と、共通項目(532項目、4地点)のCDを1種作成した。 DAT/CD用デ-タベ-スの作成:昨年度作成したCD「桃太郎・天気予報」を更に使いやすくするためには、音声の内容や話者の属性等を示すラベルを付与する必要がある。そこで、これらの情報をフロッピディスク1枚に収め、市販のデ-タベ-スシステムで検索できるようにした。ラベルは29項目あり、例えば、ある地点の70才以上の男性話者に関する情報等を表示することができ、また、それがCDやDATのどのプログラム番号に収録されているか等を示すことができる。 音声デ-タベ-スの階層的ラベリングの検討:音声デ-タの表記には様々な問題がつきまとう。現在のところ、カナ表記で統一しようということになっているが、我々はそれを階層的に行うことを検討した。ATRでは5階層に分けることを提案しているが、これは主として音声自動認識研究を目的としている。本方法は方言の対照研究や言語教育等への利用を目的として、より言語学的な目的を持ったものである点が異なる。これはa)カナ表記、b)ロ-マ字表記、c)音素記号、d)異音、e)音響素性からなる。これによって各自の研究目的に適した利用が可能になるものと思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(17 results)