水素結合に基づく多点分子認識場の設計と極性有機化合物の精密識別
Project/Area Number |
02230212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
青山 安宏 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (00038093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 健二 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (40225503)
菊地 康昭 八戸工業高等専門学校, 助教授 (40204838)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 水素結合 / 分子認識 / ホストーゲスト / 糖 / アミノ酸 / 分子設計 |
Research Abstract |
1.アミノ酸の多点分子認識場の設計と多点分子認識の熱力学 水素結合部位を有するRhーポルフィリンとOーアミノ安息香酸エステルとの二点(金属配位ー水素結合)錯形成の選択性を詳細に検討し、多点相互作用の熱力学的な側面を明らかにした。 2.ジカルボン酸の二点捕捉における鎖長選択性 レゾルシンーアルデヒド環状四量体とジカルボン酸との二点水素結合においては分子模型より予想されるとうりの極めて大きな鎖長選択性が発現することを明らかにした。 3.二点水素結合にもとずくポルフィリンーキノン構造体の構築 二つの水素結合部位を有するポルフィリンはpーキノンとの二点水素によりこれを固定し、faceーtoーface型のポルフィリンーキノン錯体を形成する。安定性は水素結合の強さ(NMR.IRのシフトより評価可能)の他、ポルフィリンとキノン間の電荷移動型の相互作用が重要である。このような錯体においては光動起ポルフィリンからキノンへの電子移動が容易に起こり、光合成モデルの観点からも興味深い。 4.二点水素結合にもとづくジオ-ルのとりこみと立体選択性 レゾルシンーアルデヒド環状四量は多点ではあるが二次元的な結合場を有しており、、環状ジオ-ル(例えばシクロヘキサンジオ-ル)の捕捉においては三次的な立体選択性が発現することを明らかにした。 5.超分子錯体により立体化学の解明 レゾルシン環状四量体と光学活性のゲスト(糖やステロイドを含む)との錯体は誘起円二色性が認められる。そのコットン効果の符号はゲスとの立体構造を反映すること,換言すればコットン効果の符号より立体構造が判明することを認めた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)