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生殖生長に伴う節管転流物質の転換

Research Project

Project/Area Number 02242204
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

茅野 充男  東京大学, 農学部, 教授 (10007677)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords節管液 / タンパク質 / タンパク質のリン酸化 / イネ / トビイロウンカ / 光 / Ca / カルモジュリン
Research Abstract

師管は同化産物の輸送経路であるとともに花芽形成のシグナルなどの情報も物質を介して転送しているものと予想されている。本研究では花芽形成のシグナルが輸送されているとしたら、タンパク質であると予想して検討している。前年までに於いて師管液中に多数のタンパク質を検出し、そのなかにリン酸化されるタンパク質の存在が推定された。本年はリン酸化されるタンパク質に付いて更に光条件との関連で検討した。
イネの純粋な師管液をトビイロウンカの口針切断によって採取し、この師管液に付いてタンパク質のリン酸化を検討した。まず、得られた師管液の純粋性を確認するためにトビイロウンカ口針からの抽出タンパク質やイネの葉鞘や種子からの抽出タンパク質のSDSーPAGEを実施し、そのパタ-ンから師管液は特有のタンパク質を含むこと、他からの混入の無い師管タンパク質が採取されていることが確認された。得られた師管液から遠心法でタンパク質を分離し、これをPBSで溶解後、32PーATPを添加したところリン酸化されるタンパク質の存在する事が認められた。タンパク質のリン酸化は師管液を明条件で採取すると増加し、暗条件で採取すると減少する事が発見された。そこで、光条件によるリン酸化の違いがどのようなメカニズムによるかを調べた。まず、リン酸化に関与する酵素としてprotein kinaseの検出を非SDSーPAGE上で試みたところ、分子量47kDaの自己リン酸化されるタンパク質がいずれの光条件で採取された師管液にも等しく認められた。また、異なる光条件で採取された師管液でもCa/Calumodulinを添加してリン酸化を行うと、タンパク質のリン酸化は等しく認められた。この事はタンパク質のリン酸化の光による違いはCaなどの2nd messengerによる違いである事を示唆している。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] T.Ohshima,H.Hayashi & M.Chino: "Collection and Chemical Composition of Pure Phloem Sap from <Zea mays>___ー L." Plant Cell Physiol.31(5). 735-737 (1990)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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