Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉永 秀一郎 森林総合研究所, 森林環境部, 研究官
増田 耕一 東京大学, 理学部, 助手 (30181647)
田宮 兵衛 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (30015838)
中村 和郎 駒沢大学, 文学部, 教授 (70087063)
武内 和彦 東京大学, 農学部, 助教授 (90112474)
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Budget Amount *help |
¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
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Research Abstract |
本年度は計画の初年度にあたり,今後3年間続く研究の基礎となる数値地図デ-タの整備と利用システムの開発を行った. 国土庁/国土地理院の標高(DEM)・土地利用・地形分類・表層地質・土壌などのデ-タ,国土庁/気象庁の月降水量・気温・降雪量のデ-タ,農林水産省のグリ-ンエナ-ジ計画関係の日射量・風力,統計局の人口デ-タ,環境庁の植生デ-タを入手し,ファイル変換を行ないフォ-マットを統一しデ-タベ-スとした. これらのデ-タについて,「ファイル操作」,「各種統計処理」,「表示」などの処理機能を持った『ラスタ型数値地図処理システム』(別冊報告書)を開発し,EGIS(環境地理情報システム)を構築した. 次にこのデ-タベ-スと処理システムを用いて,蒸発量,暖かさの指数など,2次的に誘導できる水文・気候要素の計算を行った.また従来,気候図として蓄積されているデ-タの有効利用を図るため,既存気候図の投影変換を行ない,この研究で用いているデ-タベ-スのフォ-マットとの整合性を図った. また植生とその分布を支配している要因との関係,特に植生と暖かさの指数との関係,土壌と地形・地質・植生・気候などとの関係について統計的相関関係を明らかにした.これらの研究は環境要素間の単相関に関するものが主であるが,次年度以降の多変量解析的な研究の基礎となるものである. 以上の研究実積は関係する学術雑誌に論文として印刷され,あるいはこの重点領域の総轄班が発行する研究報告書の論文といて収録されている.
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