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数値地図による環境変数の導出

Research Project

Project/Area Number 02243207
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

杉谷 隆  お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (30187653)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords地理情報処理 / 数値地図 / 河川地形 / 水文特性
Research Abstract

1.機器構成とデ-タ:当該補助金では主に、32ビット・コンピュ-タ一式と固定ディスク装置・光磁気ディスク装置を購入した。また、高速の画像処理関数を自作した。マイクロコンピュ-タでも、このような高速・大容量のシステムであれば実用になることが確かめられた。デ-タは国土数値情報1kmメッシュ・デ-タであるが、東京都立大学野上道男教授が前処理したものを利用した.
2.まず全流域を対象として、高度頻度分布曲線を描いた。この結果から、阪口豊(1964)による手作業の成果を追試できた。この曲線は、標高700m付近で折れ曲がることが知られているので、さらに地質を高度帯別かつ各種の指標別に集計した。軟岩・中硬岩は、600m以下で急増し、第4系・新第三系は、これよりもやや低い標高から増加する.また火山岩だけをみると、標高800m以上で第四紀火山が大きな比重をもつことがわかった.
3.流域ごとの解析に先だって、各メッシュがどの流域に含まれているかを示すインデックス・デ-タを、国土数値情報の水系ファイルと傾斜方位ファイルとから作成した.これにより、上記と同様の流域ごとの処理が可能となった。たとえば利根川流域の高度頻度分布曲線では、すでに指摘されている逆S字型の特徴が追試できた.地質をみてみると,火山岩と未固結堆積物の割合が逆S型になっていた.いっぽう河床縦断曲線では,とくに変曲点のようなものは見えなかった.以上から、高度頻度分布曲線の折れ曲がりは、地質(岩質)でも解釈できるのではないかという予想が得られた。
現在までに,このような基本的なプリント・アウトが終了した.今後さらに,それらの膨大な資料の比較・吟味を行う予定である.また,起伏量や植生など,ほかのデ-タも加えていきたい.

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 杉谷 隆: "1kmメッシュ数値地図による流域の地形特性解析" 『近代化による環境変化の地理情報システム平成2年度総合報告書(I)』. 61-68 (1991)

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  • [Publications] 杉谷 隆: "フロッピ-版国土数値情報の領布開始(表紙写真:パソコンに乗った20万分の1地図)" 『地理』(古今書院). 36巻ー4号. 16-17 (1991)

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  • [Publications] 杉谷 隆: "地理情報処理のためのプログラミング入門" 古今書院, 289 (1990)

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Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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