産業開発にともなう北東アジア臨海地域の地表面・海表面変化の時系列調査
Project/Area Number |
02243215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
緒方 純俊 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (60037942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北山 公也 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (80204923)
福島 重廣 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (60027927)
猪俣 靖 北九州高等工業専門学校, 助教授 (70044394)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 塩田 / 産業開発 / リモ-トセンシング / 時系列調査 / 地形変化 / ランドサットMSS / 渤海湾 / 黄河河口域 |
Research Abstract |
1.瀬戸内地方の旧塩田調査:1960年代の初期から70年代の高度成長期に消減した山口県徳山地方および三田尻地方の塩田について、古い地図をもとに時代毎に塩田を復元し、これを一部デ-タベ-ス化した。さらにこれら塩田跡地の利用形態、産業開発と都市化の程度を教師付き最尤法を用いて分類画像として整理した。徳山菅内の塩田跡地は十分に開発され、主に第二次産業が立地している。他方、三田尻菅内の塩田跡地のうち、鉄道線に近い防府市内の塩田跡地には第二次産業が、鉄道線から離れた塩田跡地および山口菅内の塩田跡地は機材置き場、養魚場、公園あるいは空地であり、産業開発における交通機能や港湾機能、ヒンタ-ランドの重要性を衛星レモ-トセンシングの手法を用いて浮き彫りにした。 2.韓国・群山地域の産業開発、地形変化の時系列調査:約四半世紀の時間遅れで、瀬戸内の工場化のパタ-ンが韓国ににおいて見られることに注目し、ランドサットMSSデ-タを1979ー1987年の間時系列解析し、塩田および塩田周辺の地表面の変化、埋め立て等による海岸線の変化を産業化との関連において追跡調査した。同時に、瀬戸内の経験をもとに群山地域の産業基地としての可能性調査、塩田の工業団地化の可能性について分析を加えた。 3.黄河河口域の地形変化の観測:黄河河口域の地形変化を過去50年間にさかのぼって追跡調査する端緒として、ランドサットMSSによって1979ー1990年間の河口の前進速度を解析している。同時に、渤海の海底油田開発、産業特別区指定に基ずく工業団地の整備についても解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)