高度技術の進展とわが国の品質保証体系のパ-スペクティブ
Project/Area Number |
02244113
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
真壁 肇 東京工業大学, 工学部, 名誉教授 (10016305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 和幸 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (00130071)
宮村 鐵夫 茨城大学, 工学部, 助教授 (20106892)
飯塚 悦功 東京大学, 工学部, 助教授 (50017448)
久米 均 東京大学, 工学部, 教授 (10011222)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 1990: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
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Keywords | 品質保証 / ソフトウエアの品質保証 / 製品責任 / 信頼性 / 故障(不具合)解析 / 予測技術 / 評価技術 |
Research Abstract |
品質保証は生産企業を中心に発達し、社会の繁栄に貢献して来たが、本研究においては、とくに高度技術の著しい進展の下における品質保証体系について実証的に研究を進めている。 この目的のために、すでに研究計画において述べた5つの項目が定めてあるが、本年度は、この中の (1)ソフトウェアとその品質保証、(2)製品責任と品質保証 に重点をおき、さらに (3)信頼性手法の活用にみる日米の品質保証の仕組みに関する考察 を追加して研究を行った。この結果、(1)においては、ソフトウェアの品質保証の3つの特徴的性質を考察して、ソフトウェア開発における品質保証の問題点を実証的に検討し、これを8項目に整理した上で考察・研究した。さらに、今後の取り組み課題として故障(不具合)解析などの3項目をとり上げて研究を進めている。また、(2)においては、製品責任という新しい高度技術社会の問題提起に対して、現在の品質保証に内蔵する課題を具体的な事例研究によって考察し、製品責任と品質保証の比較研究を行った。この結果、品質保証体系の予測技術や評価技術など、新たに検討を要する項目を摘出し研究した。さらに、今後の研究課題を明確にした。ここで取り上げた製品責任は、米国において法規が進展しているが、これを日本独自の品質保証と対比して研究するためには、日米の品質保証体系の比較研究が必要であったために、項目(3)を追加して研究し、有益な知見を実証的にうることが出来た。さらに、上に述べた以外の「自動化設備の品質保証」と「国際化と品質保証」についても、企業における実態調査や国内外の動態分析を進め、今後の実証研究の基盤としている。
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Report
(1 results)
Research Products
(21 results)