高度技術社会に対応したロジスティックシステムに関する研究
Project/Area Number |
02244115
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉川 和広 京都大学, 工学部, 教授 (40025838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
文 世一 東北大学, 応用情報学研究センター, 助手 (40192736)
多々納 裕一 鳥取大学, 工学部, 助手 (20207038)
小林 潔司 鳥取大学, 工学部, 助教授 (50115846)
岡田 憲夫 鳥取大学, 工学部, 教授 (00026296)
奥村 誠 京都大学, 工学部, 助手 (00194514)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ロジスティク・システム / 地域整備 / 技術革新 / ベイ・エリア / 高度技術社会 |
Research Abstract |
ロジスティックシステムとは、地域間の人・物・金・情報のフロ-を支えるようなハ-ド、ソフトなシステムを意味する。本研究では、産業のサイクルを見極めながら、環境条件を満足させつつ、ロジスティックシステムをいかに整備して、どのような産業を地域の中で育てていくかという問題を戦略的に検討する方法を開発する。 本年度は重点領域研究全体の初年度である。そこで概念の整理と次年度以降の枠組みの議論に重点をおいた。 1.技術革新とロジスティックシステムの概念に関する検討を行い、技術革新に対応した整備の重要性を明らかにした。特に、これまで港湾都市としての役割を果たしてきたベイエリア地域を対象にして、ロジステックシステムの意義と内容の変遷を歴史的に跡づけて実証的な考察を試みた。 2.地域の産業構造とロジスティックシステムとの関連性に関する検討を実施した。世界の主要国をサンプルとして、過去25年程度の工業生産デ-タを収集し、プロダクトサイクルの進行にともなって必要となるロジスティックシステムの内容が異なってくることを明らかにした。 3.ロジスティックシステムのあり方が地域構造に及ぼす影響を考察した。ここでは、最近の高度情報化に伴うテレコミュニケ-ション手段の発達が、コンタクトを多く行うようなオフィスの立地に対して、どのような影響を及ぼすかを検討する。本年度はオフィスの立地モデルの開発を行った。 4.さらに、近年の環境問題への関心の高まりを受けて、ロジスティックシステム整備においても環境条件を明示的に考慮する必要があると考え、来年度以降の研究枠組みについての議論を実施した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)