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創造的な課題をもつ組織構造に関する研究ー「分散」・「統合」構造の特性とそのバランスー

Research Project

Project/Area Number 02244210
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

西村 伸也  新潟大学, 工学部, 講師 (50180641)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords創造性 / 組織戦略 / 組織構造 / 設計チ-ム / 分散 / 統合
Research Abstract

設計チ-ムを形成するためにいろいろな組織(建築の設計組織、自動車の設計組織、IDの設計組織)が工夫している仕組みに焦点をあて、そこでつくられるさまざまな設計チ-ムと、設計組織の構造上の特性との関係が、面接調査によって定性的に収集された。
(1)設計チ-ムの類型:設計チ-ムを特徴づけている設計機能・設計対象・プロジェクト・設計プロセス区分・意志決定の仕組みを軸として、その設計チ-ムのかたちを10の類型に分類された。1)設備・構造の統合型と分離型、2)設計対象区分型と非区分型、3)プロジェクト対応型と処理型、4)設計プロセス一貫型と分離型、5)意志決定従属型と独立型。それぞれの型では、その目的と特徴が異なっている。
(2)組織構造の特性:組織の構造特性を、組織の構成、組織単位の構成、設計プロセスの制御の3つの面から分析した。組織構成の特性として、設計機能の統合と分化、設計対象に対応した組織構成が抽出された。また、組織単位という集合概念があり、その規模と特性のチ-ムメンバ-の組合せの自由度を決定していることがわかった。また、設計プロセスの制御の特性として、意志決定(設計内容と設計チ-ム形成)の仕組みと設計プロセスの区分それぞれの特性が抽出された。
(3)構造特性と設計チ-ムの類型との対応:これらの組織構造の特性の組合せが、つくりだされる設計チ-ムの類型を規定していると考えられ、その対応関係が明らかにされた。設計組織は、それぞれの環境に適合するように具体的な設計チ-ムの類型を設定して、それをつくり出す組織構成を決めている。しかし、実際の設計チ-ムは必ずしも組織構造に規定されたものではなく、例外的であるが、組織構成が指向するものとは異なるタイプの設計チ-ムがつくられる。これは組織の柔軟性を支える重要な仕組みであると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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