Project/Area Number |
02247103
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
秋葉 欣哉 広島大学, 理学部, 教授 (20011538)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細見 彰 筑波大学, 化学系, 教授 (00004440)
広部 雅昭 東京大学, 薬学部, 教授 (20012594)
西口 郁三 大阪市立工業研究所, 研究副主幹 (20026347)
玉尾 皓平 京都大学, 工学部, 助教授 (60026218)
太田 俊明 広島大学, 理学部, 教授 (80011675)
|
Project Period (FY) |
1990
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
|
Budget Amount *help |
¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
|
Keywords | 超原子価化合物 / ビスシリカ-ト / アリルシリカ-ト / スルフラン / アンチモンア-ト錯体 / 電極上電子移動反応 / ス-パ-オキシド / 原子価拡張能 |
Research Abstract |
本研究班はケイ素・スズを主とする14族元素とアンチモン・ビスマスを主とする15族元素等,いわゆる典型金属元素,の原子価拡張能に基因する新規化合物群の創製とそれらの特徴を用いる合成方法の開発を主要な研究テ-マとしている。 1.アンチモンを中心原子とする超原子価化合物(10ーSbー5)に有機リチウムを作用するとさらに配位数が増加したア-ト錯体(12ーSbー6)が生成することを明らかにしてきた。本年は2,2'ージフェノ-ルアミンを3座配位子として用い,新規な超原子価化合物(10ーSbー4・10ーSbー5・12ーSbー6)の反応性・構造の特徴を明らにした(秋葉)。ビスマスを中心原子とする超原子価化合物およびフッ素されたポリエチレンの配向による特性をXANES・XPS等により研究した(太田)。 2.超原子価をもつケイ素のア-ト錯体(10ーSiー5)において,フッ素を架橋配位子として用いるとビスシリカ-トが単離され,X線回折により構造を決定した(玉尾)。アリルシリカ-トがアルコキシ基を置換基とすることにより単離され,このシリカ-トがカルボニル化合物と6員環状遷移状態を通って求核付加反応をすることを明らかにした。さらに,活性なアゾメチンイリドの生成と反応性を検討した(細見)。 3.硫黄を中心原子とする縮環型10ーSー3スルフランが1電子移動により,活性酸素ス-パ-オキシドを生成することを見出し,異常原子価化合物が新規な生理作用を示すことを明らかにした(広部)。 4.有機ケイ素・スズ・鉛化合物の電極上電子移動反応における特異な反応性を検討し,新規な高選択的炭素ーケイ素および炭素ースズ結合形成反応を開発した。本システムをα,βー不飽和ケトンのアルキル化および硫黄/一酸化炭素を用いるカルボニル化反応などに適用した(西口)。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)