Project/Area Number |
02254102
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤森 啓安 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (60005866)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 義茂 工業技術院, 電子技術総合研究所, 研究員
田崎 明 筑波大学, 物理工学系, 教授 (00029414)
寺内 暉 関西学院大学, 理学部, 教授 (00079667)
宮崎 照宣 東北大学, 工学部, 助教授 (60101151)
松井 正顕 名古屋大学, 工学部, 教授 (90013531)
|
Project Period (FY) |
1990
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
|
Budget Amount *help |
¥55,800,000 (Direct Cost: ¥55,800,000)
Fiscal Year 1990: ¥55,800,000 (Direct Cost: ¥55,800,000)
|
Keywords | 金属人工格子 / イオンビ-ムスパッタ法 / 分子線蒸着法 / エピタキシャル原子成長 / 希土類遷移金属系人工格子 / ホイスラ-化合物系人工格子 / 鉄系人工格子 / ヒリブデン系人工格子 |
Research Abstract |
本研究は、重点研「金属人工格子」のA01班であり、金属人工格子の制御と生成について系統的に研究することを目的としている。第一年度の本年は、金属人工格子によって新しい物性と機能材料を創製するための最も基本を成す高品位人工格子の作製法について基礎的研究を行い、以下の成果を得た。 1.藤森らは、プラズマスパッタ及びイオンビ-ムスパッタ法により希土類金属と遷移金属の人工格子、並びにホイスラ-化合物を基にした人工格子の作製を行い、約10A^^°周期まで制御した人工格子化に成功し、Fe/Gd系の低磁場スピンフロップと異常磁気抵抗や、PtMnSb/CuMnSbまたはPtFe/Fe人工格子の垂直磁化光磁気効果など新しい知見を得た。 2.松井らは、高精度に制御したMBE法により、種々の方位に結晶成長したFCCFe系人工格子を作製し、FCCFe磁性を明らかにした。 3.宮崎らは、スパッタ法によりFe/Ge人工格子を作製し、界面での反強磁性FeGe化合物の形成を調べ、同時に、反強磁性FeGe層と未反応強磁性Fe層間の磁気的相互作用とそれによる磁化挙動を明らかにした。 4.寺内らは、超高真空MBE法により、軽元素Siと金属Moの超格子成長のダイナミックスを調べ、高品位人工格子の生成と安定を研究した。また、得られたSi/Mo人工格のX線ミラ-への応用性を検討した。 5.田崎らは、反応性蒸着法により金属と酸化物の結晶成長の様式をFeとFe系酸化物について詳細に調べ、その人工格子化を究明した。また、その人工格子の磁性も調べ界面磁性についての新しい知見を得た。 6.鈴木らは、MBE法で金属/半導体の人工格子を成長させる際のヘテロエピタキシャル成長の様子をSMORKによってダイナミックに観測する方法を確立させ、成長様式に関する新しい知見を得た。
|