Project/Area Number |
02256106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Research Institute for Clinical Oncology, Saitama Cancer Center |
Principal Investigator |
穂積 本男 埼玉県立がんセンター, 研究所, 所長 (50113478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 茂 三重大学, 医学部, 教授 (20026850)
平井 久丸 東京大学, 医学部, 講師 (90181130)
斎藤 政樹 自治医科大学, 医学部, 教授 (60012762)
帯刀 益夫 東北大学, 抗酸菌病研究所・細胞生物学部, 教授 (10099971)
渡辺 利雄 東京大学, 応用微生物学研究所, 助手 (60201208)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥30,000,000 (Direct Cost: ¥30,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥30,000,000 (Direct Cost: ¥30,000,000)
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Keywords | 分化誘導因子 / フレンド白血病細胞 / 細胞内分化因子 / cーmyc遺伝子 / ガングリオシド / 受容体遺伝子 / 染色体相互転座 / プロテインキナ-ゼC |
Research Abstract |
1.マウス骨髄性白血病M1細胞の分化誘導因子(D因子)は、1)各種サイトカインとの併用処理でM1細胞の分化誘導を修飾すること、2)ブタ腎上皮LLCーPK_1細胞の分化を抑制することを明らかにした。また、各種サイトカインはレチノイン酸、ビタミンD_3活性体によるヒト骨髄性白血病細胞の分化誘導と増殖抑制を促進することを見出した(穂積)。2.フレンド白血病細胞の3種類の細胞内分化因子(DIFーI、DIFーII、DIFーIII)の中で、DIFーIIIはDIFーIのリン酸化チロシンのDIFーIIによる脱リン酸化反応によって生成することを明らかにした(渡辺)。3.cーmyc遺伝子によるフレンド白血病細胞の分化誘導抑制機序を解析し、cーmycは分化の決定の過程と分化特異的遺伝子発現の過程とを抑制していることを明らかにした。また、cーmyc蛋白質の機能領域を解析し、癌原性と分化抑制を関与する領域は同一であるが、分化特異的遺伝子発現を抑制する領域とは異なることを明らかにした(帯刀)。4.シアロコレステロ-ルとシアロジグリセリドにヒト前骨髄球性白血病HLー60細胞の分化誘導と増殖抑制効果のあることを見出した。また、分化誘導性ガングリオシドはインシュリン受容体βサブユニットの自己リン酸化反応の特異的な抑制作用を介してHLー60細胞を分化させることを示唆した。(斎藤)。5.造血細胞に特異的に発現し、造血細胞の増殖に関与すると推察される新たなチロシンキナ-ゼ型受容体遺伝子1tkをヒト白血病K562細胞のcDNAライブラリ-から単離し、構造を明らかにした(平井)。6.リンパ球、骨髄球両者の性質を示すヒト白血病細胞は多能性幹細胞に由来し、特定の染色体相互転座発生は細胞の分化と密接に関連していることを明らかにした。また。白血病細胞型および分化段階によってプロティンキナ-ゼC亜型に差違があることを明らかにした(白川)。
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