肝細胞の分化形質発現に関与する転写制御因子の発現機構
Project/Area Number |
02258201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
堤 賢一 岩手大学, 農学部, 助教授 (40113964)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | アルドラ-ゼB遺伝子 / 転写 / 転写制御因子 |
Research Abstract |
ラットアルドラ-ゼB遺伝子上には、その肝特異的転写に必須な3つの制御領域ーA,BおよびC領域ーが存在し、これらの領域にそれぞれAlFーA,AlFーB,AlFーCと名ずけた転写制卸因子が結合する。in vitro転写実験により次のことがわかった。アルドラ-ゼBの効率良い転写には上記3領域の全てに対応する因子が結合することが必須であるが、B領域にはAIFーCも結合可能であり、この場合でも転写効率は3種の因子が結合した場合と同程度である。また上記3領域のうち因子が結合していない領域が1ケ所でもあると転写効率が低下することも分かった。 これらの因子をDNAーセフアロ-スを用いたアフイニテイ-クロマトで精製した結果、AlFーAおよびAlFーCはそれぞれすでに報告されているHNF1およびC/EBP様の因子であることがわかった。しかしAlFーBは分子量(約7万)、DNA結合の特異性、各種細胞および組織における分布の比較から、これまでに報告されていない新しいタイプのCCAATー結合性転写因子であることがわかった。 AlFーAおよびAlFーCは肝特異的に発現している種々の遺伝子にも作用するが、AlFーBも同様のことが示唆されている。したがって、これら3種の因子は肝細胞の分化形質発現にきわめて重要な因子である。 現在これらの因子の構造解析を予定しているところである。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)