Project/Area Number |
02259210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
保田 立二 岡山大学, 医学部, 教授 (30092357)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡来 仁 岡山大学, 医学部, 助手 (50175139)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ガングリオシド / 糖脂質 / リポソ-ム / リポ多糖 / 抗原性 |
Research Abstract |
ガングリオシド特有のシアル酸と骨格中性糖鎖の構造系列との関係における構造と抗原性の系統的な研究をおこなった。ここではモノおよびジシアロガングリオシドを中心にシアル酸としてNーアセチル型のものをもつ分子種のマウスにおける抗原性を検討した。Balb/cマウスにリポソ-ムで免疫し、LILA(liposome immune lysis assay)で抗体を検出する系で調べた。 1.モノシアロガングリオシドのみをリポソ-ムに組み込んだ抗原では抗体の産生はみられないか非常に弱いが、ジまたはトリシアロガングリオシドを組み込んだものでは抗体が検出された。 2.ラフ型LPSであるサルモネラR595株のLPSとガングリオシドとのハイブリッドリポソ-ムではすべての免疫抗原にたいする抗体の産生がみとめられた。 3.抗体の認識抗原の特異性には交差反応の認められるものが多かった。 4.アッセイするリポソ-ム表面とガングリオシドの糖鎖部分の相互作用によりリポソ-ム上の抗原決定基の立体構造が変化することが示唆された。
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