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酵母ミニ染色体の分配に関与する遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 02260212
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

菊池 淑子  東京大学, 理学部, 助教授 (00138124)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords分配 / ミニ染色体 / 遺伝子解析 / 細胞周期 / 酵母
Research Abstract

酵母サッカロミセス・セレビシェの温度感受性変異株ts12について遺伝子解析を行った。ts性を相補するゲノムDNA断片をクロ-ニングし、サブクロ-ニング、ノ-ザン解析、cDNAライブラリ-からのDNA解析により、ts12遺伝子は5.4kbのmRNAをコ-ドしていることが判った。この遺伝子の破壊株は増殖することができるがアグリゲ-トを作りやすくなっていた。ts型との関連については、現在検討中である。約80%の領域についてDNA一次構造を決定したが推定されるアミノ酸配列から、遺伝子産物は親水性に富むタンパクでN末端附近にロイシンジッパ-を持ち、cdc2キナ-ゼやAキナ-ゼのタ-ゲット部位のコンセンサス配列を5ヵ所以上持つことがわかった。抗体を作製するため、N末端付近を含むDNA断片をTクプロモ-タ-下につなぎ,大腸菌内で分子量2万のタンパクを量産させた。精製後,ウサギに免疫して血清を得た。ウエスタン・ブロッティング法を行い,細胞破壊液中に約170Kdのバンドを検出した。このバンドは、ts12遺伝子をマルチコピ-ベクタ-につないで導入された細胞破壊液中で,濃く表われることから、ts12遺伝子産物であると固定した。今後は、この抗体を利用して、タンパクのリン酸の有無,cdc28変異株内での温度変化における挙動、細胞内における局在性の間題、さらにこのタンパクと相互作用している因子を探すなどして、この遺伝子の細胞周期における役割りを推測したい。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 菊池 淑子: "サッカロミセス酵母のG1期よりS期への移行" 実験医学. 8. 1318-1325 (1990)

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      1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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