サイトカインシステムにおけるシグナル伝達と遺伝子発現機構の解析
Project/Area Number |
02262223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷口 維紹 大阪大学, 細胞工学センター, 教授 (50133616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 信之 大阪大学, 細胞工学センター, 助手 (80222115)
畠山 昌則 大阪大学, 細胞工学センター, 助手 (40189551)
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Project Period (FY) |
1987 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥25,000,000 (Direct Cost: ¥25,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥25,000,000 (Direct Cost: ¥25,000,000)
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Keywords | サイトカイン / シグナル伝達 / 転写因子 / 細胞増殖 / チロシンキナ-ゼ / 受容体 / 免疫応答 / 遺伝子発現 |
Research Abstract |
サイトカイン系におけるシグナル伝達の機構を解析するため、インタ-ロイキンー2(ILー2)系をモデルとして抱え、昨年度にはすでにILー2受容体β鎖の構造解明を行ったが本年度は更にこのβ鎖の下流に位置し、β鎖と共役するシグナル伝達分子の存在について解析を行った。その結果、ILー2受容体β鎖と相互作用を持つ分子としてリンパ球に特異的に発現するsrcファミリ-チロシンキナ-ゼであるp56^<eck>を同定することに成功した。更にβ鎖とp56^<eck>分子の相互作用に必要な領域を両分子において同定することにcDNA発現法を用いることによって成功した。またILー2刺激によってp56^<eck>のチロシンキナ-ゼ活性が上昇することも明らかにした。 サイトカインの遺伝子発現機構の解析をインタ-フェロン系において推進した。すでにこの系を制御する転写調節因子IRFー1、IRFー2を同定、構造解明に成功しているが本年度はEC細胞へのcDNA導入実験によってIRFー1がインタ-フェロン遺伝子やインタ-フェロン誘導遺伝子の転写活性化因子としてIRFー2が抑制因子として機能することを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)