干渉法による高分解能新技術の開発とその天体観測への応用
Project/Area Number |
02352002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
磯辺 〓三 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助教授 (20012867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平林 久 宇宙科学研究所, 助教授 (90012880)
大坪 順次 静岡大学, 工学部, 助教授 (00176942)
馬場 直志 北海道大学, 工学部, 助教授 (70143261)
小杉 健郎 東京大学, 理学部・天文学教育研究センター, 助教授 (70107473)
石黒 正人 国立天文台野辺山宇宙電波観測所, 教授 (40023684)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 干渉法 / 高分解能 / 画像処理 / スペックル干渉 / 補償光学 / 光干渉計 / JNLT |
Research Abstract |
天体干渉法の研究は、その発表論文数が指数関数的に増大していることから判るように急速に発展している。これらは近年の工学技術の進展やコンピュ-タの演算速度の急速な向上による所が大きい。一方、天文学的にいろいろな天体の微細構造を明らかにして、他の種類の観測と比較検討する必要性が高まっている。 本研究においては、天体干渉法をより精度高いものにするために必要な各方面の技術をレビュ-し、総合的な開発計画を設定することを目標としている。特に重要な点は工学系の各方面で独自に行なわれている技術を拾い出し、それらに関わっておられる方々に本研究に参加してもらうことである。 9月26日に7人の世話人が集まり、それぞれの分野での開発状況のレビュ-を行い、又、参加してもらいたい工学研究者の氏名のリストアップの作業を行なった。この時の議論を基にして、12月18日に干渉法研究会を開催した。 議論された主なテ-マは、スペックル干渉法,補償光学系、光干渉計などで、それらに適用されている、又は、されるべき基礎的な技術に関して詳細な議論が行なわれた。それらの議論がまとめられ、JNLT観測装置シンポジウムや岡山観測装置開発シンポジウムで発表された。 現状としては、各方法による観測装置が組み立てられ、初歩的な高角分解能天体観測が進められている。しかし、本格的な観測装置の開発には解決されなければならない問題も多い亊が明らかになった。 結論として、JNLTの8年後の完成を考慮して、2ー3年間は横の連絡を保ちながらも各グル-プが独自の研究を進め、その後に本格的な観測装置を制作し観測研究するための重点領域研究に発展させる方向で検討することになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)