Project/Area Number |
02353017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
畑 辻明 東京工業大学, 総合理工学究研科, 教授 (00016049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 光雄 東工大, 生命理工学部, 助教授 (40111679)
松田 彰 北海道大, 薬学部, 助教授 (90157313)
金子 主税 東北大, 薬学部, 教授 (40013833)
大塚 栄子 北海道大, 薬学部, 教授 (80028836)
早川 芳宏 名古屋大, 教養学部, 助教授 (50022702)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Keywords | 核酸 / 構造 / リボザイム / オリゴヌクレオチド |
Research Abstract |
本研究グル-プは来年度発足予定の重点領域研究「核酸の構造と機能の有機化学的展開」に向けて準備するために種々会合を開き,方針を決定した。東京で計4回の会合をもち,重点領域研究が円滑に逐行できるように,各分担課題をもつ4班のそれぞれの今後行うべき研究内容について討議した。その結果第1班の特異な構造をもつRNAの化学合成に関するグル-プは現在最っも注目を集めているmRNAの51'末端部位に存在するキャップ構造をもつRNAフラグメントや2'ー5'結合をもつ特殊なRNAなどの新しい合成法の開発を重視し,かつ大量に核酸が合成できるような工夫を積極的に考案していくことで合意した。第2班の機能の創生を目指すオリゴヌクレオチドの化学合成に関するグル-プはとくに核酸だけがもち得る水素結合能を活かし,これを足掛かりに高次構造を制御し,核酸分子に機能性を付与することを中心のテ-マとすることにした。とくに、RNA酵素として脚光を浴びているリボザイムの新しい触媒活性発現に重点をおくことに決めた。第3班の特異な構造をもつヌクレオシドの化学合成と反応に関するグル-プは従来のランダムスクリ-ニング的な創薬の開発ではなく,核酸の分子論的な解析を基礎に生理活性発現できる核酸誘導体の合成研究に主眼を置くことにした。第4班の機能の創生を目指すヌクレオシドの化学合成に関するグル-プは核酸代謝に係わる機構に立脚し,特異的に核酸合成系を制御できる機能性ヌクレオシドの創生を目的とすることにした。これら4班はお互いにきわめて関係が深いため,今後重点領域研究遂行の際は十分に相互の情報の交換や研究協力を積極的にしていくことを確認した。以上のような観点に立ち,本研究グル-プは下準備として重点領域研究で行う予定の研究について協議し,今後の計画について詳しく検討した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)