プロスタグランジンとその関連生理活性脂質の分子細胞学的作用機構
Project/Area Number |
02354010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山本 尚三 徳島大学, 医学部, 教授 (50025607)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
市川 厚 京都大学, 薬学部, 教授 (10025695)
小沢 高将 名古屋大学, 医学部, 教授 (80022771)
大村 恒雄 九州大学大学院, 医学研究科, 教授 (80029933)
野島 庄七 帝京大学, 薬学部, 教授 (70090470)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 生理活性脂質 / プロスタグランジン / トロンボキサン / ロイコトリエン / ステロイド / ビタミンD / ビタミンA / PAF |
Research Abstract |
本研究計画では、『生理活性脂質』という言い方で、プロスタグランジン・トロンボキサン・ロイコトリエンのようなアラキドン酸代謝物、アルキルエ-テル燐脂質の血小板活性化因子、種々のホルモンとしてのステロイド、さらに脂溶性ビタミンAおよびDのような生理活性をもつ脂溶性化合物を一括している。これらは今までは別個の領域として研究され、またその研究者集団の間では交流も少なかった。このような生理活性脂質が、循環ホルモンおよび局所ホルモンとして作用する機構の研究が進むにつれて、相互に共通したあるいは類似した点が多々にあることがわかって来た。特に研究の歴史の古いステロイドが分子や細胞レベルで一番よく理解され、その成果はプロスタグランジンや脂溶性ビタミンの研究に強い影響を与えているのが現状である。このように生理活性脂質という大きな物質群の特徴を、新しい目で見直し、相互に研究情報を交換し評価して研究を進めることは、この分野の研究の発展に極めて有益と考え、重点領域研究として申請するために、総合研究(B)の補助金を得て、この分野研究者とその研究状況を調査した。 何回かの班会議で計議して、また、関連分野の研究者に書面で調査を実施し、約30名の研究者によるそれぞれの専門領域の和文総説をまとめた冊子を物り、各方面へ配布した。これらの生理活性脂質を取扱っている研究者は数多いが、本研究計画では、1)生理活性発現の機構を分子生物学的アプロ-チで明らかにしようとする基礎的研究(臨床的応用研究は対象としない)、2)国際的レベルで評価されている独創的な研究、3)すでにある程度の実績があり、3年間の研究期間に全体計画に対応しうる準備状態にある研究、の3つの条件を満たす研究者を選び、各個の研究計画と全体計画を討議して、『生理活性脂質の分子レベルの作用機構』という課題で、平成4年度発足の重点領域研究へ申請した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)