線維芽細胞成長因子による本能及び情動行動,学習,老化制御機構
Project/Area Number |
02454127
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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Research Institution | University of Toyama (1991-1992) Toyama Medical and Pharmaceutical University (1990) |
Principal Investigator |
佐々木 和男 富山大学, 工学部, 助教授 (60042826)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 寛 富山大学, 工学部, 教授 (60019164)
大村 裕 日本臓器製薬, 生物活性研, 所長 (30019517)
木村 宏 滋賀医科大学分子神経生物学研究センター, 教授 (40079736)
磯部 正治 富山医科薬科大学和漢薬研究所, 助手 (70211050)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥6,700,000 (Direct Cost: ¥6,700,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | 線維芽細胞成長因子 / 摂食 / 交感神経 / 迷路学習 / 海馬 / 長期増強 / 学習・記憶 / グルコ-スセンサ- / 線維芽細胞生長因子 / 虚血 / 免疫組織化学 / 遺伝子工学 |
Research Abstract |
平成4年度の研究において以下の知見を得た。 1.摂食行動に対する酸性線維芽細胞成長因子(aFGF)フラグメントの作用:aFGFフラグメントを第3脳室に投与したところ、N端のaFGF(1-15)は摂食を有意、かつ用量依存性に抑制したが、C端のaFGF(114-140)は無効で、aFGF(1-15)の摂食抑制に対する効力はaFGFの1/150であった。したがって、aFGFの活性部位はN端にあると考えられる。 2.aFGFの脾臓交感神経活動に対する作用:aFGFを第3脳室に投与したところ、aFGFは脾臓支配交感神経の活動を促進した。また、aFGFの静脈内投与も同様の効果をもつことが明らかになった。脾臓支配交感神経の活動上昇は、抗原認識を必要としないで腫瘍細胞などを攻撃するナチュラルキラー細胞の活性を抑制することが知られているので、aFGFは自律神経系を介して免疫系にも作用すると考えられる。 3.aFGFの学習に対する効果:aFGFのモリス水迷路学習に対する効果を前年度に引き続き検討したところ、トランスファーテストにおいてもaFGFが学習、記憶を有意に促進するという結果を得た。 4.海馬のpaired-pulse facilitation及び長期増強に対するaFGFの作用:海馬CA1領域錐体細胞への入力を2発刺激後、CA1領域で記録されるポピュレーションスパイクのpaired-pulse facilitation並びにテタヌス刺激後の長期増強に対するaFGFの作用を検討したところ、aFGFはpaired-pulse facilitationを促進し、さらに長期増強の誘導を促進することが判明した。本結果は、aFGFがシナプス前及びシナプス後機構の両方に作用している可能性を示す。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)