効率的なル-トプレ-ニングを行うスケ-ラ-に関する基礎的研究
Project/Area Number |
02455002
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
広領域
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
勇田 敏夫 北海道大学, 工学部, 教授 (70001170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 生哉 北海道大学, 工学部, 助手 (00228214)
下岡 聡行 北海道大学, 工学部, 助手 (50196549)
戸田 郁夫 北海道大学, 歯学部, 講師 (60188753)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 1990: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | ハンドスケ-ラ- / ル-トプレ-ニング / 歯根面粗さ / 滑沢化 / α角 / 刃先角 / スメラ層 / プラ-ク |
Research Abstract |
本研究は、効率的なル-トプレ-ニングを行うスケ-ラ-に関する基礎研究として、最適なスケ-ラ形状を決定するため、手用スケ-ラのすくい角、逃げ角を形状因子として選択した模型スケ-ラを用いて、水中に保存したヒト抜去歯を被削材として、二次元切削を行い、切削時の垂直力、水平力と切削量、表面粗さとの関係について分析解析し、効率的なル-トプレ-ニングを行い得るスケ-ラ形状について検討した。また、ル-トプレ-ニングによる歯根面形状や性状の変化が、術後の治癒率を左右するので、スケ-ラの切削条件による歯根面性状などに与える影響について検討した。以上により新たに得られた知見を要約すると、つぎの通りである。 1。臨床的な負荷のもとで、切削量、表面粗さは、切削力とほゞ線形関係にあった。 2。スケ-ラ形状において、スケ-ラ刃先のα角(被削材とすくい面のなす角)、逃げ角または刃先角が、切削量、表面粗さに有為な差をもたらすが、特にα角が大きく影響した。 3。歯根表面の滑面化と切削の効率化は、強い相関関係があるので、両立が難しいが、分散分析の結果、α角、刃先角を共に大きくとれば切削効率を落さずに、ある程度粗さを軽減できる可能性が示唆された。 4。スケ-ラのα角が大きくなると切削量が増すため歯根面の凹凸が小さくなり、表面粗さが減少する。α角が小さい場合、押込み効果が増すので、粗さの滑沢化が少ない。スメラ層はハンドスケ-ラの場合、切削条件によらず生ずる.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)