十八世紀スコットランドにおけるハチソン以降の美学史研究
Project/Area Number |
02610023
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
美学(含芸術諸学)
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Research Institution | Kobe College |
Principal Investigator |
浜下 昌宏 神戸女学院大学, 文学部, 助教授 (60208577)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1990: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 十八世紀イギリス美学 / 十八世紀スコットランド美学 / スコットランド啓蒙 / 天才論 / novelty / originality / ジョ-ジ・キャンベル / 修辞学 |
Research Abstract |
本研究の成果は、最終的には単著による『十八世紀スコットランド美学研究』(仮題)として、ないしは『十八世紀イギリス美学史研究』(仮題)の一部としてまとめる予定であるが(1992年出版予定)、その準備作業という位置づけで平成2年度に成し得た研究実績は、概要次のようなものである。 1、平成2年7月29日から8月4日までイギリスのグラスゴ-に於て開催された「十八世紀スコットランド研究学会」に参加することで、美学における研究の実状、関心の傾向をある程度把握できたこと。 2、イギリス美学会の所属する何人かの研究者にそれぞれ会見することで、文献一覧の作成に関する国際的協力関係確立の可能性の見通しを得、また、本研究に関する有効な助言と指導を得たこと。 3、「十八世紀イギリス美学における天才論」というテ-マの研究をまとめ、その成果の一部は平成2年10月13日に広島大学に於ける美学会第41回全国大会の席上口頭発表し、また一部は『神戸女学院大学論集』第37巻第3号に発表したこと。 4、イギリス美学の十八世紀における諸論点を通史的に整理し、その成果を“From Novelty to Originality"というタイトルで、平成3年2月23日に韓国嶺南大学校美術大学美学研究室主催のコロキウムの席上、口頭発表(英語)したこと。 5、ジョ-ジ・キャンベルの修辞学に関する研究をまとめ、その成果の一部を平成3年3月29日に松山大学に於ける日本イギリス哲学会第15回研究大会の席上、口頭発表したこと。 以上の研究実績以外に、前年度より継続中の、十八世紀スコットランド美学の原典と研究誌の調査と一覧作成は、平成2年度も作業が行なわれた。
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Report
(1 results)
Research Products
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