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意志決定過程におけるメタ・ストラテジ-の抽出と分析

Research Project

Project/Area Number 02610028
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychology
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

中川 正宣  北海道大学, 文学部, 助教授 (40155685)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 嶋崎 恒雄  北海道大学, 文学部, 日本学術振興会特別研 (00211962)
寺岡 隆  北海道大学, 文学部, 教授 (70000552)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsゲ-ム / 意志決定 / ヒュ-リスティックス / 平等分割 / 社会的ディレンマ
Research Abstract

本研究では実験ゲ-ム研究の枠組みにおいて,利莞立状態を解消するための方針として用いられるメタ・ストラテジ-を抽出・分析することを試みた。実験ゲ-ムにおける利害対立状況の典型としては、囚人のディレンマ,社会的ディレンマがあげられ,現代社会の典型的な葛藤状態を表現している。これらのゲ-ム状況では,実験条件として提示された利得表だけを意志決定の判断材料とするならば,その場限りの自己利益最大化しか観察されないことが数多くの実験結果で報告されている。
本研究では,被験者のプロトコル分析にもとづいて,メタ・ストラテジ-の概念整理をおこない,意志決定過程におけるヒュ-リスティックスを抽出した。集団的意志決定過程においてもっとも顕著に見られたヒュ-リスティックスは平等分割を目指すことであった。また,社会的ディレンマを代表とする資源分割状況としての集団過程では,初期の不確定な状況に対するヒュ-リスティックスが必要となることが明らかとなった。現実の平等分割ヒュ-リスティックスは,提示されている利得表に対して,繰り返しゲ-ムを中心とした時間的に拡張をおこなうことによって実現される場合が多いことが明らかになった。これはゲ-ム過程も集団的問題解決過程としてとらえる必要があることを示している。
今後の研究方向としては,平等ヒュ-リスティックスにもとづいて,各被験者がどのように平等化を実現するかの具体的方法を整理分析することが必要と思われる。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 嶋崎 恒雄: "問題解決研究における問題の定義について" 関西学院大学人文論究.

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      1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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