Project/Area Number |
02610217
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英文学(アメリカ語・アメリカ文学)
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
松下 知紀 専修大学, 文学部, 教授 (50115424)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 開音節長音化 / 音変化の例外 / 音変化の脈絡 |
Research Abstract |
本研究は、ゲルマン語派に属する諸語に生じた開音節長音化(以下OSL)にとって「例外」となる脈絡としてーY(<OEーig)、ーOW、ーerlーellーenを取り上げて、中英語(西ゲルマン(低地))、中高ドイツ語(西ゲルマン(高地))、中期オランダ語(西ゲルマン(低地))と中期スウェ-デン語(北ゲルマン)においてそれらの脈絡がそれぞれどのような様態を示すか調査した。また、中英語においてOSLの非適用例とされるbody,ready,arrow,bottom,saddle,feather,hammer等が英語の諸方言において長母音を有する例を上述の言語との対応関係を検討した。 OSLの「例外」となる上記の脈絡について、これらの脈絡に直接先行する子音の性質がOSLの適用にどのような影響を与えるか確認するために、その子音が有声音・無声音・鼻音の場合に下位区分をし、中高ドイツ語においてこのような区分が特に有意味であることを確認した。 中高ドイツ語と中期ラランダ語では、OSLが適用しない脈絡が類を成すのに対して、中英語の場合必ずしも類を成さない。後者のような言語資料を記述する際にOSLの入力となる開音節母音の高低・「例外」となる脈絡の下位区分された種類・「例外」脈絡に先行する子音の有声・無声の差異、鼻音性の有無が相乗的に作用していることに留意すべきである。 最後に、例外という一見すると消極的な言語資料の体系性を重視することにより、言語現象をより一層健全且つ厳密に記述できることを、ゲルマン語派内の諸言語におけるOSLの適用・不適用の幅と量の相違を明確にすることにより示した。 なお、OED CDーROMの購入を予定したが、資料の新しいOED第2版を購入した。
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Report
(1 results)
Research Products
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