Project/Area Number |
02630060
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
商学・経営学
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
下川 浩一 法政大学, 経営学部, 教授 (70061075)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1990: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 自動車販売流通システム / ディ-ラ-フランチャイズシステム / 消費者ニ-ズ / ジャストインタイムシステム / フォ-ドシステム / ライン同期化 / リ-ン生産革命(方式) / グロ-バル時代 |
Research Abstract |
今年度の研究においては、アメリカにおける自動車販売流通システムに根幹をなした大量生産ー大量販売を軸とした流通システムが、フランチャイズシステムの形で日本にも影響を与えながら、それがどのように変容してきたかを検討することに重点をおいた。この場合フォ-ドシステムに始まる大量生産システムが大量見込生産による作りだめを絶対化し、これによって大量販売をディ-ラ-フランチャイズ方式で組織化していき、この方式が日本にも伝承された。編著書『戦後日本経営史』第2巻第二章自動車では、日本の戦後における自動車産業の発展史の中で、自動車販売流通システムがどのように形成され、フランチャイズシステムを形の上では活用しながら消費者サ-ビスの徹底化と消費者ニ-ズ直結のマ-ケティングを展開したことを明らかにした。自転車販売流通システムにおけるこのような特徴は、生産システムにおける大量生産システムの硬直性からの腔却ーとくにジャストインタイムシステムに代表されるそれーと切離して論じることはできない。論文「フォ-ドシステムからジャストインタイム生産システムへ」ではフォ-ドシステムにおけるライン同期化思想の市場環境変化に対応した創造的発展がジャストインタイム生産システムであることを歴史的に解明した。論文「グロ-バル化の先頭を走る日本メ-カ-」では、世界的に起りつつあるリ-ン生産革命がリ-ンな流通販売システムにも影響を与え、グロ-バル時代の重要なテ-マの一つとなりつつあることを指摘している。このリ-ンな自動車販売流通システムについては、MIT国際共同研究の東京フォ-ラムの第4セッションで、リ-ン生産方式における流通とのテ-マで報告を行っている。報告内容については、『自動車工業』(日本自動車工業会1991年Volー25ー2月号に掲載されている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)