Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
逸見 豊 高知大学, 理学部, 助教授 (70181477)
加藤 和久 高知大学, 理学部, 助教授 (20036578)
長沼 英久 高知大学, 理学部, 教授 (40025408)
新関 章三 高知大学, 理学部, 教授 (60036572)
小林 貞一 高知大学, 理学部, 教授 (30033806)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Research Abstract |
研究実施計画の役割分担に従って,下記の研究成果が得られた。 1.解析学研究班では,研究代表者山本裕陸が,A_p条件のついた重さ付きP次極値的距離とP次容量との関係を研究した。新関章三は,微分の考えの拡張であるDini導来数の性質を調べ、その応用例を示した。徳永浩雄は,楕円曲面のMordellーWeil群のtorsionを用いて,nonーGalors被覆の研究を行った。 2.幾何学研究班では,小林貞一が,四元数球型空間形からユ-クリッド空間の中への埋め込み可能性についての結果を得た.また,四元数球型空間形の商空間の安定ホモトピ-型に関する結果を得た。逸見豊はホモトピ-結合的かつホモトピ-可換なホップ空間の2/3コホモロジ-上のγ^n作用を決定した。加藤和久は,流れに対するある種の位相安定性をその双曲型集合に関連して調明した。また,その結果を用いて双曲型集合の近傍で擬軌道追跡性が成り立つことを証明した。 3.代数学研究班では,長沼英久が,テ-タ群の実指標を具体的に構成し,実2次体上のヒルベルト・モジュラ-群の実指標を再構成した。また,基本P拡大の自己共役な基底をもつイデアルを見つけ,基本P拡大のモジュラ-うめこみを構成した。塩田研一は、モジュラ-曲線のヤコビ多様体のテ-タ級数の起因する分解についての計算デ-タの整理を行った。 4.研究発表と討論のための集会が、それぞれの研究実績に基いて本研究課題の観点から行われ,総合的研究としての実績が得られた。成果は,国内外の学術雑誌に,一部は既に発表され,残りは発表予定である。
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