光フラグメンテ-ションを用いた二価イオンの解離性電子状態の研究
Project/Area Number |
02640365
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
構造化学
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Research Institution | Himeji Institute of Technology |
Principal Investigator |
本間 健二 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (30150288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶本 興亜 京都大学, 理学部, 教授 (30029483)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | クラスタ-イオン / 光フラグメンテ-ション / 超音速自由膨張 |
Research Abstract |
1.本研究は計画書にあるように (1)クラスタ-イオンビ-ム装置の拡充(2)分子数を規定したクラスタ-イオンビ-ムの生成 (3)レ-ザ-照射による二価イオン生成とそれに引き続く解離の観測 (4)生成物イオンの並進エネルギ-分布の測定 (5)電子状態及びモデル計算 という段階で進める予定であった。今年度は、主に(1)(2)の段階を進めることができた。 (1)現有のクラスタ-ビ-ム源を次の点について改良し、クラスタ-イオンビ-ム源とした。 (a)設備備品でメカニカルブ-スタ-ポンプを購入し、6インチ拡散ポンプの実質的な排気速度を上げ より大きなクラスタ-生成を可能にした。これにより、50μm径のノズルを用いて6気圧以上の加圧が可能となった。 (b)電子銃を自作し、超音速自由膨張の途上にある分子・クラスタ-をイオン化し、クラスタ-イオンビ-ムを生成できるようにする。 (2)自作のウイ-ンフィルタ-型質量分析計によって 質量を選別したクラスタ-イオンビ-ムを生成した。 ここでは、計画にあるナトリウムクラスタ-イオンの前段階として、クラスタ-を生成しやすいアルゴンを超音速自由膨張でクラスタ-イオンを生成し、その質量分析を行なった。 今後このクラスタ-イオンに光照射しフラグメンテ-ションを測定する。 2.またイオンクラスタ-として化学的に興味の高い水、あるいは金属ー水クラスタ-イオンについて、超音速自由膨張以外の生成法についても検討した。具体的にはマイクロ波放電、あるいは特定金属を陰極に用いた直流放電等によって H(H_2O)^+_n,M(H_2O)^+_n のn=1〜5の生成が確認できた。この方法は連続して比較的高い強度のクラスタ-イオンを得るのに有力だと思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)