• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

光及び重力屈性におけるオ-キシンの役割

Research Project

Project/Area Number 02640527
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 植物生理学
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

飯野 盛利  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (50176054)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords光屈性 / 重力屈性 / オ-キシン / インド-ルー3ー酢酸(IAA) / コロドニ-・ウェント説 / トウモロコシ / 子葉鞘 / 青色光
Research Abstract

高等植物の光屈性、および重力屈性がオ-キシン(IAA)の不均等分布によって起こるかどうかを、連続赤色下で育てたトウモロコシの芽生えを用い、また機器分析法で組織に含まれるIAAを定量することによって調べた。なお、光屈性は、子葉鞘の片側を青色光で8秒照射することによって、重力屈性は子葉鞘を水平から60^0傾けることによって誘導した。得られた主な結果は、次の通りである。
1.すでに報告した方法(Iino & Carr 1982: Plant Physiol. 69, 950ー956)を改良して、さらに小量の組織に含まれるIAAが定量できるようにした。 2.光、重力屈性における屈曲反応を子葉鞘の異なった部分で調べた。光屈性では下の組織ほど反応が遅れて、重力屈性ではほぼ同時に開発した。 3.子葉鞘の先端から3ー8mmの間の組織を縦に2分割して、IAAの横勾配を調べた。光屈性刺激によって、約1:2(照射側:影側)の勾配が生じた。この勾配は、照射側のIAA量が減少し、影側が増加することによって生じた。重力刺激でも同様の勾配が誘導された。4.光屈性におけるIAA不均等分布の誘導をさらに詳しく調べた。その結果、次のことが明らかにされた。(1)切り取った子葉鞘先端から寒天片に拡散してくる、いわゆる拡散型IAAにも、約1:2の勾配が生じる。(2)組織における横勾配は、屈曲反応の場合と同様に、子葉鞘の基部で遅れて開始する。(3)IAAの横勾配は、屈曲反応に先行して誘導される。
以上の結果から、光、重力屈性はIAAの不均等分布が原因になって起こると考えられる。光屈性におけるIAAの不均等分布は、IAAの横移動が子葉鞘先端で誘導され、それによって生じるIAAの横勾配が下部に伝達されることによって起こると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] M.Iino: "Mediation of tropisms by lateral translocation of endogenous indoleー3ーacetic acid in maize coleoptiles" Plant,Cell and Environmet. 14. (1991)

    • Related Report
      1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi