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イモリにおけるレンズの再生を虹彩上縁部に限定する分子の解析

Research Project

Project/Area Number 02640573
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 動物発生・生理学
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

阿形 清和  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (70167831)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江口 吾朗  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80022581)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsイモリ / 再生 / レンズ / 色素上皮 / モノクロ-ナル抗体 / 糖タンパク質
Research Abstract

(1)2NIー36抗原が認識する抗原の精製:これまでに、この抗原分子はウエスタンブロットによって80kD以上の不溶性タンパク質として検出されていたが、その生化学的実体は不明瞭のままであった。そこで、我々はイモリからこの抗原分子を精製し生化学的性質を明らかにすることを計画した。現在、以下に示すような精製方法を確立し、この抗原分子の生化学的性質を解析中である。我々の確立した精製方法は(1)イモリから不溶性膜分画を調整した後、TritonXー100によって抗原分子を可溶化する。(2)可溶化された抗原分子をDEAEーSepharose chromatography及びRCA120Ag arose chromatographyにかける。(3)2NIー36抗原を固定化したSepharose chromatographyにかける。(4)透析後、TritonXー100を除去する。(5)超遠心後沈澱した抗原分子を50%アセトニトリルで可溶化した後、粉末化する。この方法で抗原分子をほぼ精製できたと思われる。この精製標品のウエスタンブロットにより、この抗原分子は分子量80kD、100kD、120kD、180kDの大きさをもつ大溶性糖タンパク質であることが明かとなった。
(2)抗原分子の遺伝子のクロ-ニング:精製標品を用いて作成したポリクロ-ナル抗体を使用して、λgt11発現ベクタ-で作製したイモリcDNAライブラリ-をスクリ-ニングしたところ、3個のポジティブクロ-ンが得られた。現在各クロ-ンの塩基配列決定の作業が進行中である。
(3)生体内分布と正常発生における発現時期の解析:免疫組織化学的手法を用いてこの抗原分子の生体内分布を調べたところ、この抗原分子は色素上皮細胞特異的ではなく真皮、血管、中腎など各組織を広く分布していることが判明した。また、同様な手法を用いて発生段階における発現時期を調べた結果、眼球内では色素上皮細胞の分化に伴って初めて発現することも明かとなった。そのほか血管の形成とともに発現することもわかった。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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