Project/Area Number |
02650308
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計測・制御工学
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Research Institution | Hachinohe Institute of Technology |
Principal Investigator |
苫米地 宣裕 八戸工業大学, 工学部, 教授 (70048180)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1990: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 剰余数系 / パルス列剰余数演算回路 / 多相クロック / 超高信頼 / ディジタル信号処理 / 位相モ-ド多値論理回路 / 雑音 / フォ-ルトトレラント |
Research Abstract |
1.パルス列剰余数演算回路の構成法の検討を行った。 (1)パルス列剰余数演算回路を発展させて、位相モ-ド多値論理回路という新しい概念の回路構成法を提案した。本回路は、振動波形の位相を論理値に対応づけるもので、剰余数演算によく適合し、かつ、誤り検出機能を容易に導入できるという特長を有している。本成果を、第13回多値論理フォ-ラムにおいて発表した。 (2)位相モ-ド多値論理回路をCMOS素子を用いて設計した。設計回路を、電子回路解析プログラムPSPICEを用いてシミュレ-ションし、基本動作を確認した。 (3)位相モ-ド多値論理回路を個別CMOSICを用いて試作し、基本動作を確認した。 2.雑音印加実験装置の製作を行った。 提案した回路の耐雑音特性、および、誤り検出特性を実験的に検証するため、雑音印加実験装置の製作を行った。実験の再現性を高めるために、これまで使用していた雑音実験装置を全面的に作り直した。 3.多相クロックフォ-ルトトレラントディジタル信号処理システムの構成法の検討を行った。剰余数演算回路を、桁ごとに位相の異なるクロックパルスで駆動し、いくつかの桁の回路が雑音で誤動作しても、正常な桁の回路の出力を元に訂正するというシステムの構成法を検討した。現在、信頼度解析中である。 4.剰余数系に基づくフォ-ルトトレラント機能をWSIの製造欠陥救済に適用する方法を検討した。成果を、電子情報通信学会VLSI設計技術研究会において発表した。また、IEEEの回路とシステムに関する国際シンポジュ-ムにおいて発表する予定である。
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