桜島降灰が二輪車(バイク)の走行に及ぼす影響の実態調査
Project/Area Number |
02650388
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
都市工学・衛生工学
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Research Institution | Kagoshima National College of Technology |
Principal Investigator |
平田 登基男 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (40038112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前野 祐二 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 講師 (20190316)
須田 隆夫 鹿児島工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (10163031)
藤崎 恒晏 鹿児島工業高等専門学校, 一般数学, 助教授 (50044623)
岡林 巧 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (40044630)
斉藤 利一郎 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (00037821)
松本 弘巳 鹿児島高専, 一般化学, 教授 (20106115)
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Project Period (FY) |
1990 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 降灰 / アンケ-ト / バイクドライバ- / 交通事故 |
Research Abstract |
雲仙普賢岳の火山活動は全国民の注目するところであるが、鹿児島においても桜島はすでに35年以上にわたって降灰による被害を周辺地域に及ぼしている。本研究は、降灰が二輪車(バイク)のドライバ-に及ぼす影響の実態を把握するために、桜島周辺地域(桜島、鹿児島、垂水、姶良・隼人、川内)の住民に対して約600個のアンケ-ト調査を実施し、結果を整理・分析中した。得られた知見の主なものは次の通りである。 (1)最近の12年間の年間平均降灰量は桜島地区(100〜10kg/m^2)、鹿児島、垂水地区(10〜1kg/m^2)、姶良・隼人地区1〜0.2(kg/m^2)、川内地区0.2〜0.05(kg/m^2)である。 (2)平成元年度におけるバイク事故発生件数(1000台当り)は、降灰量の多い桜島や鹿児島地域は40台以上と、降灰量の少ない川内地域の25〜30台に較べて多く、降灰はバイク事故に影響している。 (3)非降灰時の運転では不安を感じるバイクドライバ-はどの地域とも11%以下であるが、雨天時の降灰下に不安を感じるドライバ-は川内地域を除き、いずれも93%以上を示し、バイクドライバ-に対して降雨時の降灰が非常に悪影響を及ぼしている。 (4)道路幾何構造の違いがドライバ-に及ぼす不安感の差は、降灰の多い地域の6割以上のバイクドライバ-が曲線部において最も多く不安感を感じている。 (5)それらのうち事故に遭遇した割合は38%〜18%と大きな値を示す。その原因が降灰とした割合は降灰の最も多い地域で44%、降灰の少ない地域で6%と降灰がバイク事故と密接に関わっている。 (6)降灰除去活動の充実が降灰地域の人々の最も切実は要望である。現在、各研究分担者の研究成果をまとめて報告書を作成中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)