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災害事象の比較研究のための映像処理技術の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02650424
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 建築計画・都市計画
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

村上 處直  横浜国立大学, 工学部, 教授 (30210008)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐土原 聡  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (90178799)
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords災害現象 / 映像資料 / 映像技術 / コンピュ-タ-・グラフィックス / デ-タベ-ス / シュミレ-ション / 時系列展開 / 視覚化
Research Abstract

本研究は、未だ社会に膾炙されていない災害現象の本質を映像によって表現することを目的としているが、それには、まず、現存する映像素材の精察と、映像処理技術の検討とを行なう必要がある。
過去の災害の映像資料は、主にテレビの放送を録画したものになるが、すでに多大な量のビデオテ-プの収集を行なった。しかし、現在その大半は未整理のままで、デ-タベ-スとしての体系はほとんど成していない。そこで、一つ一つのビデオテ-プの内容を文字情報に起こし、静止画像を写真として定着させて、資料全体の整理に取り掛かり、さらに、資料の有用性を評価して、援用できる映像素材の選別の作業を行なった。結果として、災害の最も初期の様子や、現象が突発的に進展する様子など、災害の全溶が観察できる資料は期待するより少なかったが、イギリス・ヨ-クシャ-州サッカ-場の火災、メキシコ・PEMEX社LPGタンク爆発事故などの映像を摘出した。
また一方、映像処理技術について、NHK放送技術センタ-などで研究される最先端のグラフィックスの世界を調査して、将来、徐々に進歩するであろうコンピュ-タ-・グラフィックスの可能性は確認できた。しかし、今現在の技術は、当初考えていたほど、これまでの災害の映像が捉えていない現象の「立ち上がりと欠落」の場面を補完し、連続性のある映像を創造できるものは稀であって、最新技術に依らない映像表現や独自の工夫も、なお必要という結論に達した。
今後、写真・映像や、被災者のヒアリングを執拗に分析し、災害現象を時系列にシュミレ-トして、簡単な映像モデルの試作を計画する。そして、広く一般の人々に災害の本当の姿を提示するための映像情報を考えると、さらに、人間の思考と視覚のプロセスについての研究も必要であると分かった。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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