Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1991: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Research Abstract |
1.EROICAの高信頼度の推算法の確立. すべての物性に共通して,(a)高歪み化合物を含む環式化合物(基礎団)の種類の拡充,(b)化合物命名法にならった,母環の変形(ーa命名法),合成(縮合・架橋・併合)によって,実測値の無い母環の物性値の推算,(C)第2隣接基の効果の記述の拡大,などの新たな処理方法を開発した。また,物性推算の基礎である気相・液相熱力学デ-タ推算法については,ほぼ予定通り進捗した。蒸気圧・蒸発潜熱の推算法については,Prausnitzによる新たな推算法の開発を試みたが,望ましい結果が得られず,まずTc,Pcを推定し,これから蒸気圧を推定する方式を開発中である。 2.デ-タ-ベ-スの更新・拡張. 書式を変更し,物性値の単位をSI系に統一した。 649化合物の分配係数デ-タを含む,物性デ-タ約8,000記録,新化合物約830個を追加した。 3.システムおよびユ-ザ・マニュアルの整備. EROICAおよびENCODEについて約200ペ-ジのマニュアルのパソコン入力を行なった。 4.入力方法の改善. 任意の結合関係表をCHEMO示性式に変換するENCODEサブシステムのヘテロ基(官能基)変換部分を強化した。一方,印刷および手書きの化学構造式の自動解読パソコン・システムSF/ICONの構築し,結合関係表入力を大量・迅速に行うためのシステムの実用化への目処をつけた。これは英数字を含むアナログ情報である化学構造式をイメ-ジ・スキャナ-で入力し,市販のパソコン・ソフトと,自製のFORTRANパソコン・プログラムとを統合することによって,解読するものである。
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