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土壌の遷元された作物遺体中のジベレリンの動態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02660011
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 作物
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

太田 敏郎  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80007658)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords土壌 / 作物遺体 / ジベレリン
Research Abstract

前年度は完熱風乾状態のササゲさや(pericarp)に含まれている3種類のGA(GAI,II,III)が土壌中でどのように変化するかを調査した。その結果,結合型のGAIIIは土壌中で遊離型のGAIIに変化し,GAIIはイネ植物体中でGAIに変化するであろうとの推測を得た。また供試材料中にもっとも多く含まれているGAIは土壌中で比較的長期間分解せず,イネに吸収させた場合その体内から容易に検出され,生長促進の作用も顕著であった。
一方著者はすデにGA_3を植物体に吸収させた際,イネを含む一部の種類の植物以外ではGA_3は植物体内で結合型のGA_3グルコサイドに変化することを観察した。
ササゲさやのGAIはGA_3とその行動が類似していることから,植物の種類によっては,GAIを吸収させることによって,結合型のGA(恐らくGAIII)が生成されるのではないかと考え,イネ,エンバク,ササゲの幼植物に根から吸収させて調査を行った。実験は70パ-セントアセトンで抽出後,酸性で酢酸エチル,およびnーブタノ-ル可溶性のGAに分画しペ-パ-クロマトグラフィ-で展開したのち,イネ幼苗テストで行われた。
その結果GA_3で認められた結合型GAの生成は認められなかった。またインゲンさやのGAIに相当するGAについても同様な実験を行ったが,結合型GAの生成は認められなかった。しかしながら,本実験はなおその可能性を否定できないため,さらにGAIの精製の度合いを高め,吸収方法に改良を加え,かつ,より多くの種類の植物を用いて調査する予定である。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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