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SCIDマウスを用いたヒトウィルス性肝炎モデル動物の作成

Research Project

Project/Area Number 02670160
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental pathology
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

江角 真理子  日本大学, 医学部, 助教授 (30167291)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 忠生  日本大学, 医学部, 助教授 (00096760)
林 仲信  日本大学, 医学部, 助手
加藤 珠実  日本大学, 医学部, 助手
Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
KeywordsSCIDマウス / ヒトB型肝炎ウィルス / 疾患モデルマウス / ヒトC型肝炎ウィルス
Research Abstract

本研究の目的を達成するには、第一にSCIしマウス肝臓においてヒト肝炎ウイルスを増殖発現させること、第二にはそのような個体で肝炎が発症するか否か検索し、必要に応じてはヒト免疫系を移植し肝炎を発症させることである。まず第一の目的のために、SCIDマウスの繁殖、産出を行い、以下の四つの具体的方法に従って研究を進めた。 (1)肝炎ウイルスをSCIDマウスに接種する。ウイルスレセプタ-及び貴伝子発現の種時異性が克服できれば、感染増殖が可能なはずである。 (2)肝炎ウイルスのクロ-ン化遺伝子を直接肝内接種し、肝臓での発現、増殖を誘導する。実際、ヌ-ドマウスの系で成功している方法に準じて行った。 (3)肝臓特異的に高率のウイルス遺伝子を発現させるために、マウスアルブミンプロモ-タ-下にクロ-ン化ウイルス遺伝子を挿入し、asialoglycoproteinをキャリア-として結合させ、SCIDマウスに静注する。この方法は肝細胞に特異的に遺伝子を導入できる。 (4)ウイルスキャリア-のヒト肝組織をSCIDマウスに移植し、生着させる。
以上の試みのうち、(1)ウイルスの接種では感染は成立せず、(2)ウイルス遺伝子の肝内接種では、血中にウイルス抗原は検出されない。肝組織の検索は終了していないが、ヌ-ドマウスを用いた実験結果と同様の成果は得られなかった。遺伝子の構築、遺伝子キャリア-の検討を含め、再度実験を行なう予定である。(3)については、遺伝子の構築及び遺伝子キャリア-の調製を進め、(4)については、各種腫瘍をモデルにして移植条件の検討を行なっている。以上のように、ウイルス発現SCIDマウスの作製に末だ成功していない現状である。ヒト免疫系を移植したSCIDーhuの作製を独立に進め、ウイルス発現SCICーhuの作製に供せるよう準備を進めている。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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