Project/Area Number |
02670163
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | 国立予防衛生研究所 |
Principal Investigator |
鈴木 和男 国立予防衛生研究所, 生物活性物質部, 室長 (20192130)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 左敏 国立予防衛生研究所, 生物活性物質部, 部長 (60072930)
堀田 国元 国立予防衛生研究所, 生物活性物質部, 室長 (90165564)
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Project Period (FY) |
1990 – 1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1991: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1990: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | LUCT-インターロイキン8 / 走化性因子 / 好中球 / 多形核白血球 / 骨髄性白血病細胞ML-1 / 細胞情報伝達機構 / キナーゼ / 細胞骨格 / p64 / l-plastin / インタ-ロイキン8 / 自己免疫疾患 / モノクロナル抗体 / サイトカイン / リコンビナント / PCR / 多型核白血球 / 酵素放出 / O_2ー産生 / 癌細胞培養液 / 血管内皮細胞 / 蛋白質りん酸化 |
Research Abstract |
【目的】これまで癌細胞から産生される炎症関連タンパク質LUCT/IL-8を分離し、その生物活性、分子性状、遺伝子構造・発現について報告してきた。抗腫瘍免疫のメディエーター・好巾球走化性因子として単離したLUCT/IL-8はさらにリウマチ、腎炎などの自己免疫疾患患者の炎症局所に集積していることが明らかにされている。この様にIL-8は癌細胞の増殖部位での発現や、これら疾病の発症・治癒機転に関与する重要な因子と考えられる。白血病細胞からのLECT/IL-8のアミノ酸配列について検討し、さらに、IL-8による好中球の細胞情報伝達機構について明らかにした。 【方法】ヒト骨髄性白血病細胞ML-1細胞の培養液20LよりDEAE-Sepharose,CM-Sepharoseおよびreverse phase-HPLCによりIL-8活性を持つ因子を精製した。この因子のN-末端のアミノ酸配列を決定した。IL-8による好中球の細胞情報伝達機構については、^<32>P正りん酸で標識した好中球をLUCT/IL-8にて刺激し、O'Farellの2次元電気詠動後、オートラジオグラフィーによりりん酸化蛋白質を同定した。また、種々のキナーゼ阻害剤の影響を検討した。 【結果および考察】ヒト骨髄性白血病細胞ML-1細胞の培養液20Lより約50ugを精製し、そのN-末端のアミノ酸配列によりLUCTと同じ77残基有するIL-8であることが明らかになった。さらに、IL-8による好中球の活性化によって細胞内のp64のりん酸化が認められた。このりん酸化はスタウロスポリンで阻害をうけることからC-キナーゼが関与していることが推定された。そこで、りん酸化p64を精製し、アミノ酸分析をした。その結果、l-plastinのものと同様であった。これらの結果およびl-plastinが細胞骨格蛋白質の調節をしていることから、IL-8で活性化された好中球はp64/l-plastinがりん酸されることにより、細胞骨格の調節を受け、ライソゾーム酵素の放出および走化活性として機能が発現されると考えられる。
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