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騒音性難聴耳における日常会話聴取能の評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02670223
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

宮北 隆志  熊本大学, 医学部, 講師 (50112404)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords騒音性難聴 / 語音聴力検査 / 背景騒音 / S / N比 / 平均聴力損失 / 調音方式 / スペクトログラム / フォルマント周波数
Research Abstract

聴力正常な男女30名(A群)及び,騒音性難聴者20名(B群)を対象として,騒音負荷語音聴力検査を実施し,各母音・子音の正答率,異聴傾向について明らかにすると共に,各検査語音の音声分析を行った。検査語音には57式語表,背景騒音には,ホワイトノイズ及びバブルノイズを用いた。語音のレベルは67dBSPLに固定し,背景騒音のない場合と,S/N比を0,ー5,ー10dBとした場合について測定を行った。
1.各母音・子音の正答率 A群:背景騒音のない場合,母音の正答率は,いづれも95%以上であったが,子音の中には50%に達しないものがあった(/su/;36.7%,/de/;43.3%)。ホワイトノイズ下(S/N比0〜ー10dB)では,カ行,サ行,マ行において,バブルノイズ下では,カ行,サ行,タ行,並びに,ザ行,ダ行において,正答率に顕著な低下がみられた。B群:背景騒音のない場合においても,母音の正答率は50〜80%と低く,子音では,/ki/,/su/,/se/,/da/,/de/の正答率が50%未満であった。ホワイトノイズ下では,母音・子音共に正答率が大きく低下したが,/i/,/na/,/no/,/ma/,/ya/,/yo/,/ri/,/re/では大きな低下は認められなかった。バブルノイズ下においては,多くの子音で顕著な正答率の低下がみられたが,/tu/,/no/,/ya/,/yu/,/yo/ではその影響は小さかった。
2.検査語音の音声分析 音声分析ソフトMacspeech Lab IIを用いて,各語音について,スペクトログラム,音声包絡曲線,音声勢力曲線及びLPCを得ると共に,母音については,フォルマント周波数,子音については,主要周波数帯域を読み取り,ホワイトノイズ及びバブルノイズが,背景騒音として負荷された場合の影響について検討を加え興味ある知見を得た。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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