Project/Area Number |
02670565
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小堀 鴎一郎 東京大学, 医学部(病), 助教授 (30110696)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森塚 俊彦 東京大学, 医学部(病), 医員
清水 利夫 東京大学, 医学部(病), 医員 (40178976)
|
Project Period (FY) |
1990 – 1992
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1991: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | oncogene / anti-oncogene / stomach / subtraction / gastric cancer / antioncogene / 胃癌 / 癌遺伝子 |
Research Abstract |
(1)ヒト胃癌の手術切除試料(高分化型管状腺癌および未分化型腺癌)から、それぞれRNAを抽出し、対応するcDNAライブラリーを作成した。 (2)ヒト胃癌の肝転移年の手術切除標本(高分化型管状腺癌)から、同様にcDNAライブラリーを作成した。未分化型腺癌については、肝転移巣の切除試料が得られず、従ってライブラリーは作成し得ていない。 (3)非癌部の胃試料より、対照とすべき正常cDNAライブラリーを作成した。 (4)上記の計4種類のライブラリーについて、平均遺伝子長の検定を行なった結果、正常対照cDNAライブラリーの収量が極めて少なく、かつ平均長も短いため、これを3回作成し直した。およそ3,000塩基対を平均とするライブラリーが得られた。 (5)ライブラリーをSV40プロモータを有する発現ベクタに組み換え、ラット線維芽細胞3Y1にトランスフェクトしたが、有意なトランスフォーマントを得られず、新たな癌遺伝子は得られなかった。 (6)高分化型腺癌ライブラリーより、ランダムに遺伝子をピックアップし、高分化型と未分化型のそれぞれのライブラリー間に発現の差があるか否かを検討したが、調べた20種類の遺伝子のなかには差が認められなかった。 (7)高分化型と未分化型のライブラリー間でサブトラクションを行なったが、サブトラクトされた遺伝子に有意なものはなかった。サブトラクションという技術で得られるほどに、発現に差のある遺伝子は存在しない可能性も否定できない。
|