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咀嚼運動中の大脳皮質咀嚼野ニュ-ロンの応答性

Research Project

Project/Area Number 02670827
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Functional basic dentistry
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

榎本 純男  東京医科歯科大学, 歯科部, 助手 (30151989)

Project Period (FY) 1990
Project Status Completed (Fiscal Year 1990)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords皮質咀嚼野 / リズム運動 / 咀嚼運動 / 大脳皮質 / 錐体路細胞 / ウサギ / リズミカルな顎運動 / 単一ニュ-ロン活動
Research Abstract

ウレタン麻酔下のウサギを用い、思歯槽神経および眼窩下神経刺激に応ずる単一ニュ-ロン活動を、刺激側と対側の大脳皮質咀嚼野から記録した。大脳皮質は、細胞構築学的に6層構造を有することが知られており、その各層のニュ-ロンの属性も知られてる。そこで記録されたニュ-ロンの位置を、大脳表面からの深さとして、記録電極を装着したマニュピレ-タの目盛で読み取り記録しておく。実験終了時に、大脳皮質表面から、1mmと2mmの深さに2カ所、3つの刺入トラックで合計6カ所に、直流の陽性電流を30μAで30秒間通電して、微少破壊巣を作成した。
10%ホルマリンで右心室から灌流固定を行なった後 20%庶糖のリン酸緩衛液で飽和した後、75μmの厚さの凍結切片を作成し、クレシ-ルバイオレットにてニッスル染色をほどこし組織学的に、大脳皮質の何層に位置するニュ-ロンであるかを検索した。直流通電による6カ所の微小破壊巣の作成は、組織切片作成時における切片の変形あるいは収縮を補正するためである。今までのところ、記録した97固のニュ-ロンのうち大多数(93個)のものは、III層とV層VI層に属し、わずか4個がII層のニュ-ロンであった。IV層と確定できるニュ-ロンは、今までのところ記録できていない。大脳皮質の出力ニュ-ロンであるV層に存在する錐体路ニュ-ロンのうち、伝導速度の速い速錐体路細胞と同定された17個は、すべて末梢性に誘発されたリズミカルな顎運動時(ウサギの口腔内、とくに上下の臼歯間にゴムチュ-ブ、あるいはわりばしを挿入することによって誘発されるリズミカルな顎運動)には発火しなかった。この事実は、末梢性に誘発される顎運動時には、皮質咀嚼野は直接的な関与はしていないことを示唆する。

Report

(1 results)
  • 1990 Annual Research Report

URL: 

Published: 1990-04-01   Modified: 2016-04-21  

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