Research Abstract |
1)4位重水素置換ジヒドロピリジン類の合成 すでにNADH(1)のモデル化合物(2)が高立体選択的にαーケトエステル類を還元することを見い出し報告している〔J.Chem.Soc.Chem.Commun.,473(1988).eq.1〕。今回本反応の反応機構の解明を目的として4位重水素置換体(3)の立体選択的合成を行った。 2)Caチャンネル拮抗剤を指向した光学活性ジヒドロピリジン類の合成 ニフェジピン(4)に代表される4ーアリ-ルー1,4ージヒドロピリジン類はCaチャンネル拮抗作用を有することが知られ、近年高血圧治療薬として注目を集ている。今回5位にスルフィニル基を有する非対称型光学活性ジヒドロピリジン類(5),(6)の合成法を確立した(eq.2)。 3)ビタミンB_6補酵素モデル化合物のデザインと合成 ピリドキサ-ル(7)、ピリドキサミン(8)のキラルモデル化合物として化合物(9)、(10)をデザインし、その合成を行った。
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