Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1991: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1990: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Research Abstract |
看護作業を生理学的に分析するには,エネルギ-消費量を求めることで労作負担の程度を知ることができ,1日のエネルギ-消量費は,心拍数と酸素摂取量との相関関係を示す回帰直線から推定することができる。一方,看護の分野においては,看護作業の生体負担や交替制勤務による疲労などの面から,看護作業における身体活動の分析が行われている。しかし,エネルギ-消費量の面からの研究は少ない。これまでに,看護学生を対象(19〜20歳,11名)として,臨床実習日,講義日および休日のエネルギ-消費量を,VO_2/HR方式によって求め,それぞれにおける身体活動量を検討したところ,実習日,講義日および休日のエネルギ-消費量は,実習日と講義日の間,実習日と休日との間に有為な差が認められた。また,病棟別の体重当りエネルギ-消費量は,産婦人科病棟と精神科病棟の間に,産婦人科病棟と小児病棟との間にそれぞれ有為な差が認められた。これらのことから,看護学生の実習日におけるエネルギ-消費量は,実習経過,実習病棟により異なるが,講義日および休日と比較すると,生活活動強度の重いことが示唆された。そこで,本年度は同様の方法を用いて,某病院の看護者(23〜28歳,7名)を対象に,日勤,準夜勤および深夜勤の三交替制務と外科系および内科系の病棟間の比較を目的に、生活時間調査およびエネルギ-消費量の算出をおこないそれぞれの勤務における看護者のエネルギ-消費者および疲労について検討する。
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