甲状腺炎誘発性TPO特異的マウスT細胞クロ-ンのT細胞受容体特異性の解析
Project/Area Number |
02671103
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
小谷 富男 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (10161936)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 実験的甲状腺炎 / マウス / ブタTPO / エピト-プ |
Research Abstract |
C57BL/6マウスにブタ甲状腺ペルオキシダ-ゼ(TPO)を免疫することに甲状腺炎を誘発できる。甲状腺炎誘発性エピト-プの同定を合成ペプチドを用いて試み、1ケ同定することに成功した(投稿中)。このエピト-プに対応するT細胞受容体の特異性を検討する予定であった。が、このブタTPO上のエピト-プに対応するC57BL/6マウスTPO上のアミノ酸配列がC57BL/6マウスにおいて甲状腺炎を誘発し得るか否か、即ちマウスTPOが自己抗原として甲状腺炎を誘発できるか否かを検討することが急務と考えられた。それ故、マウスTPOのアミノ酸配列を知るためにマウスTPOcDNAのクロ-ニングを開発した。マウスTPOの蛋白をマウス甲状腺から精製することは物理的に不可能だからである。ブタTPO上の甲状腺炎誘発性エピト-プは蛋白のC末端近くに存在するため、マウスTPOcDNAも部分的なもので良いと考えオリゴdTをプライマ-にして作成したcDNAライブラリ-から1.8kbのcDNAをヒトTPOcDNAをプロ-ブにして分離し、断片をM13ファ-ジにサブクロ-ニングし現在シ-クエンシング中である。ブタTPO上のエピト-プは15アミノ酸まで詰ているので、このオリゴペプチドに対応するマウスTPOのオリゴペプチドを合成し、甲状腺炎誘発能およびT細胞刺激能を検討する予定である。現在までにヒト、ブタ、ラットTPOの一次構造がcDNAの塩基配列から推定されているので、これらTPO上のアミノ酸配列を考慮する必要があり、場合によってはアミノ酸置換の実験をする必要も生じよう。
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Report
(1 results)
Research Products
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