悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症の迅速診断法と治療法の開発
Project/Area Number |
02671109
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 幹二 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (60138857)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加園 恵三 東京女子医科大学, 医学部・内分泌センター, 助手 (90177387)
|
Project Period (FY) |
1990 – 1991
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | 高カルシウム血症 / Parathyoid hormoneーrelated / Protein(PTHrP) / 抗PTHrPモノクロナル抗体 / interferon拐γ / PTH / 悪性腫瘍 |
Research Abstract |
(1)〈悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症(MAH)の迅速診断法の開発〉 Parathyroid hormoneーrelafed protein(PTHrP)のC末端に対するポリクロナル抗体を家兎で作製し、MAH患者の尿中にPTHーrPのC末端フラグメントが大量に排泄されていることを見い出し,本測定法がMAHの早期診断にも有望であることを示した(〓文献(1)参照)。 (2)〈MAHの特異的治療法の開発〉(A) PTHーrPに対するmonoclonal抗体をマウスで作製し,ヒトPTHーrP産生腫瘍を移植された担癌ヌ-ドマウスに,このmonoclonal抗体を投与すると,高カルシウム血症が完全に是正されることを見いだした(〓文献(2)参照)。現在,mouseの抗PTHrP抗体を反復投与し,担癌ヌ-ドマウスの高カルシウム血症を長期にわたり是正した場合,延命効果が認められるか否かを検討中である。 (3)〈MAHの非特異的治療法の開発〉(B) (4)我々はこれまで,interferonーγ(IFNーγ)がin vitroではescape現象をおこさずにPTHーrPによる骨吸収を抑制する作用があることを報告している(〓文献(3)参照)。 そこで,mouseのLFNーγをin vivoに投与した場合にも骨吸収抑制作用があるか否かを検討してみたところ,担癌ヌ-ドマウスの高カルシウム血症が長期間にわたり是正されることを見いだした。(〓文献(4)参照)。 (5)〈その他の成果〉 その他研究費の一部を,PTHが異常に高値を呈した副甲状腺機能低下症の病態研究のために使用させていただきました。その成果は文献(5)にまとめられております。)。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)